見出し画像

知覚過敏かと思ったら歯が削れてた話


一か月以上前から、冷たいものが歯に沁みるなあ、と思っていた。全体的にではなく、上右奥の一部分のみで、これは知覚過敏と言われるものなのか? と、わからないながらも様子見をしていた。


しかし、次第に熱い紅茶も沁みるようになり、遂に歯科医院受診を決意する。ところがタイミングが合わず、すぐには行けそうになかったため、取り急ぎシュミテクトを使ってみて再び様子を見ることになった。幸い、熱いものは沁みなくなったが、やはり冷たいものは口先で預かってから流すか、左側のみを経由して流すという手法を取らざるを得なかった。

冷たいもの以外は何ともないため、少し気をつければそれほど支障はないものの、原因不明のまま高価なシュミテクトを使い続け、恐る恐る冷たいものを口にし続けるのはしんどい。ということで、諸々が片付いたときを見計らって、ようやく歯科医院の門を叩いたのだった。



本来は、異常を感じていなくても定期検診をしたほうが良い。それは重々承知しているものの、小児科の年齢を過ぎてからめっきり離れてしまっていた。虫歯の経験は無いので痛い記憶があるとかではないが、処置中に自分の唾液が口周りにつく不快感、フッ素の何とも言えない感触と人工的なフルーツ味、そして『全然歯磨きできてないな』と思われていそう、という被害妄想もおおいに働き、どうも苦手だった。

しかし永久歯しかない現在、異常事態を放っておくわけにはいかない。カレー沢薫さんは二十代にして入れ歯を勧められたらしく、癒されるために読んだエッセイで「若いからといってどうにもならない」という現実を突きつけられた経験があるが、それが今回の受診を決意させてくれたので、今やありがたいお言葉以外の何物でもない。


閑話休題。結果を先に申し上げると、嚙み合わせの問題が真因ではないか、ということだった。

奥歯に負担がかかる嚙み方をしていて、削れて平らになってきている。それで通常は歯の奥にいるクッション部分(歯茎?)が広がって、冷たいものなどの刺激を受けやすくなって沁みている……的な?

専門外の話をメモも取らずに聞いていたので、あやふやな上に、仰っていた事柄たちの接続詞も合っているのすら自信が無いが、要は歯が削れているのだ。ついでに言うと、前歯もヒビが薄っすら入っていた。衝撃。その部分もズレる感覚はしていたのだが、どうやら嚙み合わせによるものだったようだ。


「夜に歯軋りします?」と聞かれたが、自覚は無いし、言われたこともない。とは答えたものの、『気づいたら歯を有り得ない強さで嚙み合っていて、緩めようと思ってもどうにもならない』という夢を時々見るので、たぶんそれだと思う。そりゃあ、すり減るわ。


しかし、差し歯にするという話もなく、保険適用内でも対処はできるらしい(根本的には歯列矯正が必要)。優しい先生が今後の見通しも含めて丁寧に教えて下ったし、次回は心穏やかに行くことが出来そうだ。



この記事が参加している募集

#スキしてみて

525,778件

最後まで読んでくださり、ありがとうございます(*‘ω‘ *) よかったらスキ・コメント・フォローをお願いします! もしもサポートをいただけるのなら、私が気になっていた食事やおやつを食べる金額に充てさせていただき、記事にしようと思っています✏