シャトレーゼの罠

シャトレーゼの罠。

それは、なんでもかんでも美味しそう、かつ菓子店としては非常にリーズナブルであるが故、軽率になんでもかんでも買ってしまいそうになることである。

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先日、普段あまり行かない店舗へ足を運んだときのこと。

と言いつつシャトレーゼ自体久々だった。つまり懸案の「かわいいくまちゃん」もまだ食べていない。

今回も結局、存在だけを確認して帰って来た。舞い上がりそうになった心と全開になりかけた財布の紐をギュッと閉めた結果、お使いもの以外は何も買わずに出てきたのである。

しかし理由はそれだけではない。

行かない間に目新しい商品が増えていたこと、そして嗜好の変化で興味の幅が広がっていた結果、どこを向いても欲しいものばかり。

つまり、何を選べばいいのか混乱してしまうこと必至だったのだ。というか、ちょっとしかけてた。

例えば、あんバター入りクロワッサン。

自家炊きあんことバターのクロワッサン

昨年からすでにあったようだが、今まで私が行っていた店舗では取り扱っていなかったらしい。

クロワッサンと言えば幸せの象徴である。

クロワッサンだけでも充分だというのに、そこにあんバターとは。私を昇天させる気か（？）。

特筆すべきは、バターのぶあつさ。公式写真で確認するに、バターは細い柱状であって、さながらつぶあんと添い寝している感じのようだが、それでも存在感はしっかりあることだろう。

この豪華さで、税込み162円。

最初クロワッサンを発見し、次に価格を確認したのだが、驚きのあまりもう一度本体を確認してしまった。めちゃくちゃ小さいかもしれない……と思って（そんなことはなかった）。

もしも昼前だったら、昼食用として買うこともできただろう。中途半端な時間に来店してしまったことが残念でならない。

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ほかにも、「なんばん」シリーズと言ったらいいのだろうか、その名を冠したお菓子も私の心をくすぐりまくった。ゴールドスイートポテトパイにショコラサンド……名前だけでも美味しそうではなかろうか。

しかしショコラサンドは名前よりもずっと複雑な構造をしており、自家製キャラメル、ガナッシュ、そしてチョココーティングされたパイ生地をサンドしてある。そしてサンドしている生地は「ショコラフリアン生地」というそうな。よくわからないが、なんかオーラは伝わってくるではないか。

ドトールに引き続き、シャトレーゼも宿題が増える一方。

しかしこちらに関しては単価も抑えられているし、焼き菓子に関してはテイクアウトすれば、その日中に急いで食べる必要もない。

次回は「気になったものを1つでも買う」という名目で伺うことにしよう。