君は落ちこぼれなんかじゃない……
スーパーに行くたび気になっていた。
なぜ、かぼちゃだけ安くなっているのかと……。
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野菜売り場のかぼちゃは未だに高値を維持しているが、食品コーナーにいるかぼちゃは隣人に比べてずっと安いままになっていた。
何かというと、カップスープの話である。
ポッカサッポロの「じっくりコトコト」シリーズは、カップスープの中ではちょっとリッチな部類。私は普段同メーカーのリーズナブルシリーズを愛用しているので、高嶺の花のような存在だ。
↓ちなみにこちら。価格は半分ほど。ちなみに大容量シリーズだと固形のコーンが入ってもう少し安くなるのでおすすめです。私はクルトン派だけど。
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しかし、かぼちゃ味だけ他よりも50円くらい安くなっていた。それも数日・数週間の話ではない。いつからか覚えていないくらい、ずっっっとお買い得POPのままなのだ。
ネガティブ思考が出ているかもしれないが、そんなに在庫捌けてないの？ と思ってしまう。だってお店全体のセールや特集と関係があるようには思えない。あったかフェアとかなら他のフレーバーも足並みを揃えるだろうし、そもそもPOPがそれ仕様になるだろう。しかしあくまでもテンプレのなかの1つを貫いているのだ。
これは私が買わなければいけないのでは……という使命感に駆られる。以前から目を付けていたのだが、なんとなく調子が上がらない今が買い時ということで（？）しれっと会計を済ませたのだった。頑張ったご褒美や心身の不調にはいつもより良いものをって言うもんね？
ということでいただきました「じっくりコトコト やさいがおいしい 完熟かぼちゃクリーム」。
市販・外食のかぼちゃスープは、かぼちゃ味が薄いことがままある。私がかぼちゃを求めすぎているのかもしれないが、コーンやトマト、きのこ系に比べるとかぼちゃスープはかぼちゃっぽさが弱くなりがち。
なので、じっくりコトコトシリーズとは言えど恐る恐る飲んでみたのだが、ちゃんとかぼちゃ味がした。特に固形が入っているのがポイント高くて、かぼちゃの甘みがギュッと詰まっている。もっと入っていてもいいんですよ？（強欲）
そしてさすが「じっくりコトコト」というべきか、濃厚度合い・ドロドロ具合が違う。私はスープもカレーもドロドロが好きで、行儀を考えなければビールのように喉越しを楽しみたいくらいである。
このスープはそれに適した素晴らしい粘度を持っていた。カロリーも比較的高くなっているところを見ると、やはり素材の入り具合が違うのだろうか。
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ちなみに「じっくりコトコト」シリーズの他フレーバーには”海老の濃厚ビスク”なんておしゃれなものもある。このとろみの海老ポタージュは絶対美味しいよ。今すごく飲みたいもの。
あれっ、”カレークリーム”もあるじゃないか（カレー大好きマン）。”さつまいも”にはライバル意識があるものの飲んでみたい気持ちには抗えないし、”ブロッコリーチーズ”は間違いなさそう。あと”クラムチャウダー”はシンプルに好きです。
……ちょっと、強敵が多すぎるな。
次買うとしたら、別のフレーバーを選ぶ気しかしない。かぼちゃへの使命感よりも食への執着心が勝った瞬間だった。
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