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漂白しすぎた世の中に

男ってのはいくつになってもずっと子どものまんまね、なんて峰不二子が言っていたような言っていなかったような気がするけれど、本当にそうだと思う。
この歳になっても結局カレーとハンバーグが一番好きだし、敵だったキャラが味方になって共闘するシーンが大好きだし、旅行土産に木刀を買うか今でも悩む。

そしてもちろん今回の台風の襲来でテンションがあがっている。ビュービューと吹き荒れる強い風、窓をたたきつける強い雨、突然の停電、全部テンションがあがる。

ただこんなこと言うと「台風で被害にあっている人もいる!テンションがあがるなんて不謹慎だ!」とか怒られちゃうのがこの令和の世の中なのである。不謹慎という言葉が良くない広がり方をしていることはないか。

配慮は確かに必要だし、超えてはいけないラインはあると思うが、表現に窮屈さを強いるのはまた違うと思う。
いわゆるブラックジョークの類が私は好きだが、その黒さすら楽しめないようになってしまうと、創作活動は死ぬ気がする。

台風で休校になったり仕事が休みになったりして、テンションがあがって何が悪い。
ハゲで笑いをとって何が悪い。
濱田祐太郎さんが、自分の目が見えないエピソードで笑いをとって何が悪い。R-1チャンピオンだぞ。

にしても、台風にはお気を付けくださいね。

「今度の日曜、ブラック企業を考えるっていう講演会があるみたいだ。一緒いこうぜ!」

「ごめん、その日は無理だ。休日出勤しないといけないんだ。」

これはジョークじゃなくてただの実話。


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