マガジンのカバー画像

詩/phenomenon.

28
別名義での詩を、こちらに。
運営しているクリエイター

#PHENOMENON

【code=230911_雨上がり】

【code=230911_雨上がり】

今宵の星空が
貴方に素敵な夢を
降らせてくれますように…

雲の切れ間から
貴方に優しい光が
降り注ぎますように…

忙しい日々のなかで
空を見上げることもできずに
追い立てられる時間のなか
ココロも カラダも
疲れてしまう貴方が心配です…

今宵の星空が
貴方の穏やかな眠りを
守ってくれますように…

微笑んで眠る
貴方を優しい朝日が
目覚めさせてくれますように…

『おやすみ』『おはよう』を

もっとみる

【code=230620_CLOSE OUT】

沈黙していよう
僕の言葉は人を傷つける
閉ざしていよう
僕の心などに重さはない

誰一人として悪くはないんだ
そう、僕以外は。
誰一人として間違っていないんだ
そう、僕以外は。

全ては自らのせい
全ては自らの招いたこと
全ては僕の至らなさが原因

そうだよね?そういうことなんだ多分。

沈黙していよう
僕の言葉は常に言い訳
閉ざしていよう
誰にも分からないように

誰一人として分からないから

もっとみる

【code=230512_dance with ...】

舞うイチゴ
踊る足並は
笑顔のタンゴ

つまんで放り込む
甘く酸っぱい記憶

少し汗ばむ
ビニールハウスで
キラキラするのは
君の瞳

僕は専ら撮影係
その表情を逃さぬように
この目にしっかり焼きつける

舞うイチゴ
踊る心に
至福のワルツ

つまんだ記憶の裾を
僕はそっと戻した

----------

phenomenon.

【code=230503_No title】

写真を見返せば
色鮮やかな記憶

その瞬間の笑顔
輝いていた時間

君を想うと涙が
溢れそうになる

笑っていたいね
いつまでも、ね
君の側で一緒に

旅した記憶が増えるたびに
切ない気持ちも増えるのは
いったいなぜなのだろう…

戻れない時の中
僕らは生きてる

歩んでゆこうよ
どこまでも行こう

僕らの旅路はまだ
終わっちゃいない

【code=230429_涼しげな温もりを】

凍った星をグラスに。
溶けない夜に、融けてゆく。

かき集めた小さな光を、
ため息混じりに飲み干した。

全てを照らす大きな星が、
静寂を喧騒に変えるまで。

僕はただ思いを馳せて、
その向こうにいる君を描く。

明日もよき日になりますよう。
凍った星はまだ、優しく輝く。

----------
phenomenon.

【code=230427_1mm】

1mmの隙間が
君と僕の繋いだ手に空く

その隙間を埋めたくて
僕は手を握り直す

1mmの隙間が
君とのKissの唇に空く

その隙間を埋めたくて
僕はまたKissをする

1mmの隙間が
君と僕の心に空く

その隙間を埋めたくて
僕は君ともっと話したくなる

1mmの隙間
小さいようで
大きいようで

今日も君とぴったりと
一緒になりたいと願う

----------

phenomenon.

【code=230411_無題】

なぜだろう
景色が 視界が
色を失っていく

寂しくて
寂しくて
寂しくて

痛くて
痛くて
痛くて

苦しくて
苦しくて
苦しくて

頑張らなきゃ・って
自分を鼓舞しても
どこか力が足りなくて

君のメッセージが 言葉が
君の手触りが 体温が 声が
にっこり笑う表情が

欲しくて
欲しくて
欲しくて

愛しくて
愛しくて
愛しくて

泣きたくて
泣きたくて
泣きたくて

でも 約束したからさ

もっとみる

【code=190406_永久(とわ)の桜】

あれほど冷たく鋭かった風は
暖かく柔らかな息吹に変わり
いくつかの花の香りを纏って
心に温もりを届けてくれる

街のあちこちで桜が咲き誇り
華やぐ世界は楽しげに移ろう
笑顔が伝わり みんなが笑う
あの瞬間(とき)がもし
今も続いていたなら…

あの日君と見た桜が
今でも鮮やかに蘇る
君の肩にそっと乗った花びらは
今でも僕のお守りになっている

いくつもの日々と季節を越えて
離してしまった君の温かい

もっとみる

【code=201122_扉のむこう】

いつも夜になると
戻ってくる白い大きなモノ
あなたはいつもその中から
ゆっくりとおりてくる

手にしたなにかをおうちの扉のむこうに置き
出てくると笑顔で私に話しかける
“ちゃんとご飯食べたかい?”

少し冷える倉庫のなかで二人
私がご飯をもらって食べていて
あなたはそんな私の傍らで
にっこり微笑んで座っている

あなたの手は 土の香り
時々 苦い煙の香り
ちょっとしょっぱいあなたのその手が
いつも

もっとみる

【code=230319_存在証明】

僕はここにいて
僕はどこにもいない
あるようで ないようで
いるようで いないようで

誰かに負けないこと
僕だけの強み
あるのかもしれないけれど
ないようにも思えてならない

だけどそれじゃ
生きられない

僕にしかできないこと
僕だけができうること
証明書をください
認印を押してください

いったい誰に?

わからないまま時は過ぎて
日々のなかに埋もれてゆく

ないものは作るしかない
それは分

もっとみる

【code=230311_Bright Light.】

君の願いを叶えたい
君の想いを守りたい

頑張り屋さんで
センシティブで
折れそうな心を
壊れそうな体を
必死に保って

僕に笑顔を見せてくれる
僕に希望を与えてくれる

君の心をすくいたい
君の笑顔を作りたい

負けず嫌いで
責任感が強くて
いたずら好きで
純真な気持ちで
僕の側にいてくれる

君の願いを叶えたい
君と未来を作りたい

『君と生きたい』

僕ら二人の共通項

----------

もっとみる

【code=230205_排除命令】※閲覧注意

[現在の僕の悪い癖]排除
[僕の怠惰への欲求]排除
[身勝手な思い込み]排除
[君を傷つける言動]排除

イラナイモノ
どんどん捨てよう

[過去の輝かしさ]排除
[昔取った杵柄]排除
[後ろ髪引かれる記憶]排除
[君が関わらないこと]排除

過ぎてきた『時』は
どんどん捨てよう

[君を悩ますもの]排除
[君を誘惑するもの]排除
[君を僕から奪うもの]排除

もしも君が僕のもとを
去ってしまうと

もっとみる

【code=230127_ Hazardous material storage.】

君の言葉は時々
僕の心の奥の扉を開ける

ふだん押し込めて隠す
どす黒い負の感情の部屋
その鍵を 君の言葉が開ける

嫉妬
怨恨
破壊欲
殺意
発狂

そんな僕は
僕ではないと
必死に押し込めて
幾重にも鍵をかけても

君の言葉は
あっさり開ける

せめてそのタールのような
べっとり真っ黒な僕の闇が
君を傷つけないようにしたくて
僕は口を閉ざすんだ

君を傷つける僕こそが
『そんなの僕じゃない』

もっとみる

【code=230107_ふりふり】

あいそふりふり
しっぽふりふり
笑顔振り撒いて
人にあたってく

袖をふりふり
裾もふりふり
ぱたぱた走って
元気なアピール

どんなことがあったって
無理無理なことがあったって
僕はいつだってこのまんまさ
ゆらりゆらり 優雅にいこう

あたまふりふり
おしりふりふり
笑ってもらえるように
そう生きたいだけなのさ

髪もふりふり
肩もふりふり
笑顔が世界に増えるよう
そう生きたいだけなのさ

--

もっとみる