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ベルリンのテクノクラブで、オーケストラとドラッグクイーンのコラボを見てきた。


この前の金曜日、ベルリンのテクノクラブGriessmuehleでオーケストラコンサートを見てきた。

ここはHIPな地区Neukollnにある、一見入り口に迷いそうな川沿いのクラブで、前にも夏に普通に踊りに行ったことはあった。それにしても、こんなところでオーケストラやっちゃうのが本当にベルリン って感じ。

Ensemble Miniというイギリス人コンダクターのプロジェクトで、18人編成のミニオーケストラ。「From Russia with Soul Vol.4」っていう、ロシアがテーマのコンサートの第4弾。
しかもイベントページトップの写真はこれっていうオーケストラ風味0パーセントw

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クラブでオーケストラ見るのも初めてだし、ドラッグクイーンとオーケストラのコラボも初めてだし、色々新鮮で面白かった。

曲は今回のベルリンツアーが世界初披露(プレミア)で、1953年に作曲されたソ連を代表する作曲家ショスタコーヴィチの交響曲第10番、ウズベキスタン生まれのベルリン在住若手女性作曲家アジザ・サディコワの曲っていう、ロシア風味まんまんのラインナップ。

ロシアはフィギュア関連で身近な国だし、去年行った。ウズベキスタンも12年前行ったし、タシケントの街の灰色な雰囲気も覚えてる。色々興味があるから今回のイベントも行きたかったんだけど、正直クラシックは有名どころしか知らない。(それかフィギュアスケートで使われてるか)
もちろん今回の曲も初めて聞いた。

感想は、、、、、「うーん、暗い。」
あとはいきなりの音の展開に驚かされる、という感じ。
次の音が全く読めない。
メロディが美しいというよりは、なんか聞いてて不安&ビックリする感じ。

メロディを思い出そうとしても全く思い出せない。
ただ、ロシア風味は満々に感じる。
不思議な空間だった。

しかも、最後のドラッグクイーンたちのダンスとオーケストラのコラボが本当にすごかった。
時間としては10分も無いくらいだったと思うんだけど、本当に激しくてただただ圧倒された。すべて持っていかれた感じ。
ただ思った以上にこの前衛的な音楽とダンスが合うこと。

この強烈なコラボレーションを考えた(のかな?)Joolz Gale、今回のコンダクターでこのオーケストラプロジェクトのオーガナイザーでもある。イギリス出身の音楽家。すごく熱いパッションを持った人。指揮を見てても、トークを聞いててもそれが伝わってきた。
いろんな試みをしているみたいで、すごく面白い。

しかもこのクラブ、普段深夜にパーティに行ったらエントランスだけで10ユーロとか取られるけど、今回21時から始まるコンサートに入場したら、そのまま何時まででも居れるシステムw コンサート入場料が15ユーロ(立ち見)とかだったのでかなりお得。

結局そのままクラブに残り、朝10時まで踊ってました。。。

たまたま見つけたイベントだったけど、行ってよかった!
最近冬だけど気持ちは外向きで、積極的にイベント行ってるから楽しい。
せっかくベルリンに居るなら、この状況を楽しまなきゃ。

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