見出し画像

ウクライナに次ぐ人口減少🇺🇦

この国では少子化が問題にされ始めてからもう何十年経つだろうか-。
人口は国力の基礎であり、どんな先進国でも次代の担い手が育たなければ、富の源泉は失われ、衰退が運命づけられる。

総務省が発表した住民基本台帳に基づく、2023年1月1日時点の人口は、
1億2242万3038人で、前年比で80万523人減という驚異的な数字となった。
減少数は過去最多だった前年よりも18万人以上も多く、調査を開始した1968年以降、初めて全都道府県で人口が減少した。
過去最小の出生数と過去最多の死亡数が重なって出た数字だ。

これが世界の趨勢なのか?

否、国連人口基金の「世界の人口白書2023」によると、2023年の世界人口は80億4500万人。
前年より7600万人増えている。
では、どこが減少しているのか?

国連の「将来推計人口」(2023年1月)によると、第1位は戦争中のウクライナで、
前年比で726万4930人も減少。
戦禍を逃れた国外避難もはいる。

そして第2位(実質1位)は、日本🇯🇵

ウクライナと戦争中のロシアでさえ4万人減少。
戦争もしてない日本が80万人も減少している異常さが際立っている。

要因は日本における10〜39歳の死因の1位が自殺(G7唯一)であることを見ても明らかだ。

2015年のデータ

若者を奨学金で追い込み、働けば低賃金不安定雇用、高齢者になれば介護問題が横たわる。
展望を失わせて子を産み育てる余裕すら奪っている失政にこそ根源がある。