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Vol.31 街道バトル2 CHAIN REACTIONを語る その1

 今回は街道バトルシリーズの第2弾となる『街道バトル2 CHAIN REACTION』についてお話します。本作は2004年に元気株式会社から発売されたプレイステーション2用のゲームソフトで、以前紹介した『街道バトル 〜日光・榛名・六甲・箱根〜』の続編にあたる作品です。基本的なゲームシステムは前作の物を踏襲していますが、前作からパワーアップが図られています。
 私は本作の存在を攻略本から知りました。街道バトル1、KAIDO-峠の伝説-は既にプレイしていましたが、本作の事は全く知らず、ブックオフで見つけた街道バトル2の攻略本の購入をきっかけに本作をプレイする事となりました。

『街道バトル 〜日光・榛名・六甲・箱根〜』の記事はこちらから

元気のレースゲーム恒例の「超ハイクオリティOP映像」

 青いFD3Sがよく晴れた昼間の峠道を走り抜けていきます。ある雨の日に単独走行中スピンを喫し、枯葉の落ちた昼の峠で赤いS15と練習走行としてバトルをしますが、FDはS15に大きく引き離されてしまいます。夜も同じS15と練習走行をしますが、その途中でスピンします。するとS15は止まり、FDに先行するように指示します。こうして練習を重ねてFDのドライバーは実力をつけていき、夜の峠で白いMCR R34 GT-Rとバトルをします。スタートダッシュではR34がアドバンテージを得るも、FD3Sは必死に食らいつき、コーナーでR34のインを突いてドリフトしながらオーバーテイクに成功します。

 FDに稽古をつけていた赤いS15はその見た目から恐らくはNOB S15ではないかと推測されます。前作のOP・本編に登場したNOB S15ですが、今作にも収録されています。
 OP映像のCGとゲーム本編のCGのクオリティは異なるのはご愛嬌です。

前作よりも豊富なラインナップとなったコース

 コースは実在の峠道を収録しております。前作に登場した箱根、榛名、表六甲、第一いろは坂、第二いろは坂は勿論、赤城、蔵王、阿蘇が新たにラインナップに加わっています。赤城は他のレースゲームにも登場するテクニカルなコース、蔵王は長いストレートや高速コーナーが多数配置されたハイスピードコース、阿蘇は主に低・中速コーナーで構成されたコースです。前作と同様に取材班が現地に赴いてレーダー計測を行い、そのデータを基にコースが作られています。(その当時)最新の計測器を使用する事により前作以上の精度で再現されています。

Vol.32に続く

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