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20060406 カメラの構え方

 最近、デジタルカメラがかなり普及したせいか、巷の人のカメラを構える姿が変わってきた。カメラの背面に付属する液晶画面を見ながら構図を捉えるので、液晶画面全体を見るためにカメラを顔から30cm程度離して構える$${^{*1}}$$。小さなファインダを覗くことは滅多にしなくなった。一眼レフの場合は、通常、デジタルであっても撮影前の画像は背面の液晶画面に映し出されない$${^{*2}}$$のでファインダを覗き込む構え$${^{*3}}$$になる。

 カメラ付き携帯電話もかなり普及している。これを使う時も液晶画面を見ながら構えるので、デジタル式のカメラのように顔から離す$${^{*4}}$$。

 先日、自分のカメラを渡して撮って貰った。渡したカメラはフィルム式のカメラ$${^{*5}}$$である。フィルム式のカメラなので、背面には撮影前の様子を写すための液晶画面がない。カメラを顔に近づけて、小さなファインダ$${^{*6}}$$を覗き込まなければ構図が取りにくい。

 にもかかわらず撮影を任された人は、デジタルカメラのような構え方でカメラを顔から離して、そこから小さなファインダを覗くようにしてシャッターを押そうとしていた。これでは上手く構図が取れていないはずだから駆け寄って説明しようと思ったが、面倒だったのでそのまま任せてしまった。

 出来上がった写真を見ると、ずれてはいるが、大体上手く撮れていた。渡したカメラに付いていたレンズは広い範囲が写せる広角レンズな$${^{*7}}$$のでファインダーを見なくても$${^{*8}}$$ある程度は思った写真が撮れたのだろう。

*1 images660737.jpg
*2 itigan.gif
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*5 リコー技術最前線 ■GR1の誕生は5年前ですが・・・
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*7 Ricoh Camera Website 2枚の非球面レンズと、4群7枚オールガラスのマルチコーティング
*8 森山大道オフィシャルサイト -moriyamadaido.com-

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