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20060728 佐渡旅行(4)

 佐渡島に家族で旅行$${^{*1}}$$する。朝七時に家を出た。佐渡島の小木港$${^{*2}}$$に着くのは十六時半頃である。愛知県$${^{*3}}$$から新潟県$${^{*4}}$$へ同じ中部地方$${^{*5}}$$の中で移動するだけなのだが、九時間以上もかかる。

 名古屋駅からは特急「ワイドビューしなの号$${^{*6}}$$」に乗る。車両はグリーン車$${^{*7}}$$だ。先頭車両であった。「ワイドビュー」なので車両前方の景色がよく見える$${^{*8}}$$。運転士がいるので全てが見えるわけではない。車両の前面が完全に開けていることで有名なのは名古屋鉄道のパノラマカー$${^{*9}}$$や小田急電鉄のロマンスカー$${^{*10}}$$だ。運転士が全く見えない状態で乗っている列車の先頭から疾走している様子を眺めるのと運転士の操作も一緒に眺めるのとどちらがいいだろう。人によっては運転士が見えた方が安心感があっていいのかもしれない。

 ところが今回は、運転士が見えるので少し不安になった。信号等を指差してその状態をいちいち大きな声で呼称しているので、最初の内は安心感があった。保線区員にもしっかりと挨拶$${^{*11}}$$をしている。だんだん気になったのは、この運転手はやたらと動きが多いのである。直線区間で特に運転操作の必要のない時に、運行表のちょっとしたずれを何度も直したり、室内灯の切り替えスイッチをがちゃがちゃいじったり、窓の建て付けを確認してみたり、とにかくじっとしていない。突然、猛加速する$${^{*12}}$$のではないかと冷や冷やしながら見ていた。

 ワイドビューしなの号に乗っていたのは長野まで。長野からは普通電車に乗り換えた。一時間半ほどして直江津に着いた。昼の一時になっていた。タクシーで直江津港$${^{*13}}$$に向かった。運転手さんに天気のことを聞いたら、午前中は物凄い雨だったという。今は曇っているが、上がっている。今回の家族旅行も雨に降られっぱなし$${^{*14}}$$かと思っていたが、何とか保ちそうな雰囲気になってきた。

 港で乗船手続きを行う。インターネットで「特等席$${^{*15}}$$」を予約してあったので、窓口でその旨を伝え、乗船券を受け取った。これより佐渡島に向けて出航である。

*1 20060728 佐渡旅行(3)
*2 佐渡の観光・アクセスガイド~佐渡交通情報・ターミナル情報
*3 愛知県のホームページ : Aichi Prefectural Government Official Site
*4 新潟県ホームページ
*5 ちゅうぶ-ちほう ―はう 4 【中部地方】 - goo 辞書
*6 JRおでかけネット : 車両案内 : 〔ワイドビュー〕しなの 383系
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*9 鉄道友の会:ブルーリボン・ローレル賞 1962年 ブルーリボン・ローレル賞選定車両
*10 鉄道友の会:ブルーリボン・ローレル賞 2006年 ブルーリボン・ローレル賞選定車両
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*12 ワンハンドルマスコン-民鉄用語辞典-日本民営鉄道協会
*13 直江津港
*14 20040401 石垣島・西表島
*15 運賃表

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