見出し画像

20050301 クツワの定規

 直線定規を買った。目盛りが17cm$${^{*1}}$$付いている。税込み80円。小学生の頃、この定規を何度か買ったことがあるような気がする。白地や水色の目盛りが印象的であった。当時は、なぜこの様な色分けがされているのか全然判らなかったが、取扱説明書を読んでみると、白地になっていると濃い地色の上でも目盛りがはっきり見えるので長さが測りやすいということだった。白地の目盛りの方は定規の中心が「0」になっていて紙面の中央などを割り出すのに便利なようになっている。目盛りの半分が水色になっているのは、「0」目盛りの位置が一目で分かるようにするためであろう。

 この定規には特許$${^{*2}}$$が取ってあった。何に関しての特許だろうか。早速、特許庁の特許電子図書館$${^{*3}}$$で調べてみたが、特許の内容は電子化されていなかった$${^{*4}}$$。この定規は三層になっているらしい。目盛りが印刷してある部分が硬質塩化ビニールにはさまれているので、擦られても目盛りが消えないようになっている。これが特許なのだろうか。特許の番号からすると相当古そうなので、特許の有効期限$${^{*5}}$$は切れているかもしれない。

 この定規の製造会社は「クツワ$${^{*6}}$$」である。文房具にはよくこの会社のマーク$${^{*7}}$$が付いていた。地図の記号に全く同じものがあった。最近の地図記号$${^{*8}}$$からは消えているようだ。牧場の記号$${^{*9}}$$がこれだった。

 牧場の記号の由来は馬具の「くつわ$${^{*10}}$$」の形からだろう。幼少の頃は「クツワ」のマークがどうして牧場のマークなのか疑問だったが、社名がクツワだからマークが轡(くつわ)$${^{*11}}$$なのは当たり前だった。今判った。

*1 ruler.jpg
*2 ruler2.jpg
*3 特許電子図書館 - トップページ
*4 20000218 スモーキングモンキー
*5 独立行政法人 工業所有権情報・研修館:特許に関する質問 Q1
*6 [[ クツワ株式会社 ]]
*7 index_01.gif
*8 2万5千分1地形図の読み方・使い方
*9 使われなくなったおもな地図記号
*10 市指定文化財登録関係資料
*11 国語辞典 英和辞典 和英辞典 - goo 辞書: くつわ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?