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20000218 スモーキングモンキー

 スモーキングモンキーという玩具を買った。200円だった。タバコを吸う猿の人形である。自分が小学生の頃にもあったが、猿ではなくタバコを吸う小人だった。欲しくてたまらなかったが、火を使う玩具なので親には購入禁止を言い渡されていた。その頃は値段も高く、1000円以上したので禁止されなくとも買えるものではなかった。たしか「王様のアイディア$${^{*1}}$$」で売っていたと思う。

 人形の猿は高さ3cmぐらいのプラスチック製で、口のところに1mm程度の穴が開いている。この口に付属している長さ3cm直径1mmのタバコをくわえさせ、火をつける。炎を吹き消してやるとタバコの先から白い煙りが出て、暫くすると煙の輪が出てくる。あたかも人形の猿がタバコを吸いながら煙の輪を作っているように見える。

 猿の口からタバコを取っても、タバコの先から煙の輪が出続けているのでどうやらタバコ自体に仕掛けがあるようだ。タバコは松ヤニのような樹脂の回りに紙を巻いたものである。紙をめくって樹脂だけにして火を着けるとさっと燃えてしまい煙の輪を作るどころか、煙が殆ど出ない。一体どういう仕掛けなのか。

 玩具の包みを見るとよく小さな字で「Made in Japan PAT No.465031」と書いてある。特許が取ってあるようだ。特許が取ってあれば、その明細書の中に詳しくスモーキングモンキーの仕掛けが書いてあるはずだ。

 早速、特許庁の特許電子図書館$${^{*2}}$$で検索してみる。

 文書がまだ電子化されてないようだ。特許が古すぎるからだろうか。それにしてもどういう原理なのか知りたい。

*1 王様のアイディアへようこそ!
*2 特許庁 特許電子図書館トップページ

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