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20011110 情報の空洞化

 インターネットは知の宝庫であるが、日本語のサイトはまだまだ内容が薄い。この私が書く記事では中に出てくる色々な単語に対して詳しい説明をリンク先のページに任せているが、適切な解説をしている日本語ページがなくて、仕方なく英語などで書かれたページをリンクする場合が結構ある。

 例えば「エバルト球$${^{*1}}$$」という単語にリンクを設定しようとして検索すると25件しか出てこない(※この記事の執筆当時。19年後の現在は1,830 件)。

 一方「Ewald sphere」で検索すれば2280件も出てくる。「Ewald sphere」を検索語句として日本語ページに限定して検索すると、とたんに減少して12件しかない(※19年後は601,000 件、日本語ページに限定すると90件)。

 これではいくら何でも貧弱すぎる。インターネット上には日本語で発信されるサイトが爆発的に増えているだろうが、知的好奇心を十分満たしてくれるようなページはなかなか増えてくれないようである。知的情報だけがインターネットの本当の中身$${^{*2}}$$という訳ではないが、これが極端に少ない状態というのも情けない。

*1 20000412 間違えやすい言葉
*2 ネット上のわいせつ物陳列罪成立 最高裁が判断

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