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20021217 怖い話し(2)

 怖い話$${^{*1}}$$の続き。海外の怪奇話で気に入っているのはアンドレ・モロワ$${^{*2}}$$の「幽霊屋敷」という短編小説である。

 とはいってもこの小説を原文でも翻訳文でも読んだことはない。紀田順一郎$${^{*3}}$$の著書の中であらすじが紹介されており、それを読んで知った。この小説が日本で最初に紹介されたのは「フランス短篇集$${^{*4}}$$」という本らしい。現在は偕成社$${^{*5}}$$の「フランス怪奇小説集$${^{*6}}$$」に収録されているようだ。

 原題は「La maison(家)」だが、邦題は「幽霊屋敷」「$${^{*7}}$$」「夢の家$${^{*8}}$$」などと訳されている。

 ある女性が毎晩同じ家の夢を見るようになる。余りにも夢に現実味があるので、彼女はその家を探しに出かけ、とうとう彼女はその家を見つける。尋ねてみるとその家は貸家になっている。女性はこんな素晴らしい家を貸し出す理由が知りたくなった。聞いてみるととんでもない理由があった。

 意外な結末が待っている。これが大変気に入っている。

(※執筆当時の2002年から18年を経て、フランス語の原文を見つけた。「LA MAISON」)

*1 20021216 怖い話し
*2 andre maurois digresses
*3 紀田 順一郎のIT書斎ホーム
*4 ふらんす短篇集
*5 偕成社キッズパーク
*6 ◎『フランス怪奇小説集』児童書 偕成社/偕成社文庫<4066> (1988/08)(244頁)[40×15]編:長島良三
*7 アンドレ・モーロワ(André Maurois) 「家」 La Maison
*8 アンドレ・モーロワ(André Maurois) 「夢の家」 La Maison

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