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20050508 旧東海道を歩く(6)

 息子と二人で旧東海道を歩いた$${^{*1}}$$。無量寿寺を出て鎌倉街道を西に向かって歩き出した。目的地である岡崎とは反対方向である。

 この辺りでは鎌倉街道$${^{*2}}$$と東海道とはほぼ並行している。少し行ったところに在原業平ゆかりの在原寺$${^{*3}}$$や業平塚$${^{*4}}$$があった。道を眺めていると$${^{*5}}$$アスファルトで舗装されているが、街道の雰囲気が伝わってくる。街や家並みは時を経ることによってどんどん変わっていくと思っていたので、こうやって何百年も前にできた道$${^{*6}}$$を歩くことができるというのは感動的である。息子はどう思っているのか。おそらく何とも思っていないだろう。

 在原寺、業平塚や街道沿いにあった珍しい松の木$${^{*17}}$$を眺めてから来た道を辿って東海道に戻ってきた。そしてまた岡崎に向かって歩き始めた$${^{*8}}$$。

 無量寿寺への道標$${^{*9}}$$がある交差点$${^{*10}}$$から1.5kmほど行ったところ$${^{*11}}$$に珍しい物を見つけた。三灯式の歩行者用の信号$${^{*12}}$$である。錆が浮き出た緑と白との斜め縞板が付いている。なぜ今まで生き延びることができたのだろう。発光ダイオード信号$${^{*13}}$$への切り替えで近々消えるかも知れない。

 やはり旧街道は時間をゆっくりにする作用$${^{*14}}$$があるに違いない。

*1 20050507 旧東海道を歩く(5)
*2 鎌倉街道と八橋古蹟(かまくらかいどうとやつはしこせき)
*3 在原寺(ざいげんじ)
*4 業平塚(なりひらづか)
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*6 鎌倉時代に発展した海の道や街道の話
*7 根上りの松(ねあがりのまつ)
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*10 「愛知県知立市来迎寺町」付近地図
*11 「愛知県安城市今本町1丁目」付近地図
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*13 発光ダイオード(LED)を使用した信号の普及を:ほっとメール@ひたち
*14 200505086 旧東海道を歩く(4)

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