20040407 石垣島・西表島(7)
娘の看病$${^{*1}}$$は妻に任せた。末の娘は妻と一緒にいたいというので、一番上の息子と息子の一つ年下の民宿の子供とを連れて星の砂の海岸$${^{*2}}$$に行った。
西表島へ来た最初、星の砂の海岸に行った時、子供達に「小さい緑色の貝は高値で取り引きされている」とそそのかしてその貝を探させた。この緑色の貝は「クサイロカノコ$${^{*3}}$$」といって、実際に売買の対象になっている$${^{*4}}$$。
私の子供達が民宿の子供に「貝の高値取引」の話をしたらしく、この貝が沢山ある場所を知っているというので、そこへ一緒に行くことになった。
星の砂の海岸の隅の方に沢山あるということだったが、思ったほど大量にはなかった。浜辺の砂が全部星の砂なので、その場所は星の砂の代わりに「クサイロカノコ」だらけであると勝手に想像していた。子供達は、貝拾いは大概にして、海辺で遊びだした$${^{*5}}$$。空はどんよりと曇っていて風もあったが、そんなのはおかまいなしであった。
浜辺に大きなイカの甲羅を見つけた。民宿の子供がその甲羅を元に砂浜にイカの絵を描いた$${^{*6}}$$。商業主義に毒された南国の楽園の映像に登場しそうな絵を、自然な状態で描いていたのである。もしかしたら民宿の子供はそういった映像をどこかで見かけて、それを真似してみたのかもしれない。
水中撮影をするためにカメラ用防水ビニール袋$${^{*7}}$$を持っていった。海に潜らずにカメラ$${^{*8}}$$だけを海の中に入れて当てずっぽうにシャッターを切った。何か魚でも写るだろうと何枚か写真を撮ったが、被写体がないため自動ピント調節が働かず、ピンぼけ写真$${^{*9}}$$しか撮れなかった。これも何かの啓示$${^{*1}}$$かも知れない。
*1 20040406 石垣島・西表島(6)
*2 20040404 石垣島・西表島(4)
*3 クサイロカノコ (アマオブネガイ科) | 月刊 沖縄と貝 with 光
*4 20031024 石垣島(4) クサイロカノコ
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*7 20040328 カメラの防水ケース
*8 20030617 リコーのカメラ
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