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20021210 Google(4)

 最もよく使う検索サイトは「Google$${^{*1}}$$」である。というよりGoogleしか使わない。一番検索がし易い$${^{*2}}$$からである。検索の精度もよくて、多くのページを抽出してくれるので、非常に使いやすい。

 「Google」という名前を初めて見た時は眼鏡のゴーグルgoggleのことだと思っていた。ゴーグルを掛けて検索するとはピッタリの名前だと勝手に思っていたが、全く違っていた。そもそも英語で「-oo-」という綴りは「ウ」か「ウー」としか読まない。Googleを「ゴーグル」と読んでしまったのが、間違いのもとであった。しかもgoggleは「ゴーグル」と発音しない$${^{*3}}$$ので二重に間違えていたことになる。

 しかし検索結果のページの一番下で「Gooooooooooogle」と表示されると英語が達者な日本人でも「ゴーーーーーーーグル」と読みたくなるのではないだろうか。

 検索サイトの「Google」の名前の由来はここに書いてある$${^{*4}}$$。英語の数詞「googol」からだそうである。「グーゴル$${^{*5}}$$」と発音する。Googleは「グーグル$${^{*6}}$$」である。

 この「googol」は1の次に「0」が100個続く10の100乗を意味する。1940年頃に米国の数学者Edward Kasner$${^{*7}}$$ (1878〜1955)の当時9歳の甥Milton Sirottaが作った言葉らしい。centillionは10の600乗$${^{*8}}$$だからgoogol$${^{*9}}$$はそれほど大した数ではない。

 いくらでも大きな数が存在することを理解している数学者が、子供の知恵を借りながら「10の100乗を表す数の名前」を何故考えなければならなかったのか。そして彼の甥のMilton Sirottaはどこから「googol」という言葉を思いついたのか。

 前者の疑問については見当がつかない。後者に関しては漫画の主人公の名前から$${^{*10}}$$ではないか、と言う説がある。

 Barney Google$${^{*11}}$$という漫画があったらしい。この「Google」から「googol」が出来て、更に検索サイト名「Google」ができた、ということなのだろうか。そうだとするとこの巡り合わせは面白い。

 Googleとは関係ないが、調べていく過程で「googolplex$${^{*12}}$$」という言葉を見つけた。1の次に「0」が10の10乗個続く数の名前である。この数に名前を付ける必要性はどこにあったのだろう。

*1 20021206 Google(3)
*2 20021101 検索の楽しみ
*3 goo [英和辞典]
*4 Google の会社概要
*5 googol. The American Heritage® Dictionary of the English Language: Fourth Edition. 2000.
*6 "Google" はどのように発音しますか?
*7 Edward Kasner (1878-1955) -- from Eric Weisstein's World of Scientific Biography
*8 20000514 million
*9 Googol -- from MathWorld
*10 Online Etymology Dictionary
*11 Comic Strips & Panels | King Features Syndicate
*12 Googolplex -- from MathWorld

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