見出し画像

20030523 亀の脱走(5)

 この写真$${^{*1}}$$が逃げ出した亀$${^{*2}}$$の最後の姿である。まだ最後とは決まっていないが、現状ではこれが最後の記録である。逃げ出す二週間前であった。

 二年半前$${^{*3}}$$の四号ぐらいの植木鉢$${^{*4}}$$に乗っている姿と較べるとかなり大きくなっている。

 天気のいい日にはこんな感じに後ろ足をピンと伸ばして$${^{*5}}$$甲羅干しをやっていた。何故この様な仕草をするのかはこの記事$${^{*6}}$$で勝手に納得している。

 夜は水中で眠り、朝になると動き出して餌を頬ばり、日中は足を伸ばして甲羅干し。これを毎日繰り返す。ミドリガメやイシガメは30年ぐらいは生きる$${^{*7}}$$。冬の間は冬眠をするのでこの日課は中断してしまうが、これを30年間繰り返すのだから悠長なことである$${^{*8}}$$。

 今の水槽の中では大親分がいなくなったので、残った三匹の亀$${^{*9}}$$がゆったりと羽を伸ばしているように見える。今までは餌を水槽に入れると、逃げ出した一番大きな亀が他の亀を押しのけて、がつがつと食べていた。それまで他の亀は親分の隙をうかがうようにして餌を食べていたが、それがなくなった途端、悠々と食べているように見える。

 人間社会の縮図を見ているようで面白い。

*1 gamera.jpg
*2 20030522 亀の脱走(4)
*3 DSCF0038.jpg
*4 名田植物園 (ミニ観葉・観葉植物・ハーブ苗・苔盆栽・苔玉・モスボール・ワイルドストロベリー結婚式のプチギフトなど) 鉢のサイズで4寸5寸
*5 kame.jpg
*6 20010325 甲羅干し
*7 亀博物館
*8 20020710 亀の生涯
*9 20021013 イシガメ(3)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?