今日のひと破り

「とにかく書いてみる」

外山滋比古さんの「思考の整理学」をちぎって毎日持ち歩いている。エッセイだと、一日1章くらいのプチ読書だ。本がボロボロになるけど、ページで持ち歩くと信号待ちとか、電車待ちの時にサッと出せて読めるからスマート。パスワードロックもないし、ダウンロードもないから、UIもスマホよりダントツ。
(この読書法はディール・カーネギー著「話し方入門」に書いてあったよ)

それで、最近思ったのが、いちにち3〜5ページ破って読んだものをまとめて、自分の見解を付加してブログにしてみようと。

ということで、

今日読んだところ
「とにかく書いてみる」(134ページ〜139)

要約
外山滋比古さんは、「レポートかけないよぉぉぉ」といってる学生に「とにかく書いてみなさい」とアドバイスするらしい。あまり大論文をかこうと意気込まないで、とりあえず書きすすめて、あとで全体を見通して、修正を加えていけばいい。そもそも、頭の中と、書き出されたものは、考え方の道筋が違うようだ。頭の中は立体構造で、同時にいろんなことが主張されている。しかし、書くのは線状である。無理やり書くと、1つ考えの線ができて、解決の一筋ができてくる。
他にも誰かにひと通り考えを話してみるのもいい。そうすると考えがまとまりやすい。平家物語が複雑かつ明晰な話であるのは、何年にもわたって、琵琶法師の語りで整理されてきたからだ。

所感
さすが外山滋比古先生‥!とにかく書いて考えをまとめよう、っていう当たり前のことが、外山滋比古さんの言葉で整理されると、新鮮さが50パーセント増しくらいで乗っかってきて、すごい読んでて面白い。

「悩んでないで書こう!」って当たり前だけど、なかなか実行できない。
でも、この文章よんで、「そっか!頭は立体構造なんだ!線にしてみよう!」とか「琵琶法師だ!語ってるうちに洗練させるぞ!」とか、新しい発見を付加することで、モチベーションが格段に上がる。

きっと、外山滋比古さんもこの話を琵琶法師みたいに何回も語って、洗練してきたのだろう。

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