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「Act Locally 10週間チャレンジ!」のすすめ

私たちの「今」と「未来」の幸せな暮らしをみんなで/賢く/本気で/楽しく♪ 作るほうへ歩みたい!と願う皆さんに、紹介したい講座があります。

ちょっとだけ手を止めて持続可能な発展(=SD)を学ぶ、10週間の学びの場。その名も持続可能な私たちの暮らしのための Act Locally 実践基礎編 10週間チャレンジ!(愛称は【10週間チャレンジ】)。

2021年から第1期・第2期が開講され、これまでにおよそ70名の方が学んできました。その【第3期】が 6/18(土)からスタートします。

忙しい日々の合間をちょっとだけ無理して空けて、オンラインで繋がる全国の仲間と共に「SD実践のための基礎力」を鍛える10週間。

第3期オープンにあたり、この講座を必要としている方のところへお知らせが届くことを願って、1期・2期を受講した北海道在住のフツーのアラサーの私が「SDを学ぶ10週間のチャレンジ」をおすすめしたいワケを、今書ける分だけ勝手に書いてみたいと思います。

「今を生きる自分たちの幸せも、未来を生きる子どもたちのさらに子どもたちの幸せも大事にしていきたい」と願うみんなに届けたい講座です。ピン!ときた皆さんにご参加いただけますように!

暮らしの中でのモヤモヤやハラハラ

この講座のテーマを感じていただくために、突然ですが、質問です。皆さんは「日々の暮らしのなかで、今や将来の自分や、大切な人の暮らしをおびやかすと感じて、モヤモヤすることやハラハラすることがありますか。」と聞かれたら、どんなことを思い浮かべますか。

私たちの暮らしをおびやかすもの…?

うーん。

私は、今の国際情勢のことがすごく気になっています。

それから、自分たちの年金のことが気になるし、ついでにいったら自分たちの子世代の暮らしは果たしてどうなるのかさらに気になります。

エネルギー資源が枯渇したら、未来の暮らしはどうなっちゃうんだろうとか。

災害に遭ったら、私や家族は暮らしを回復できるんだろうかとか。

子どもの育つ環境や、大切な友人たちの働く環境の話を聞いて、こんな感じで本当にいいの?と思うこともしばしば。

ちょっと気を抜くと独りになりがちで、なにか不幸せな気持ちになったりする自分の明日も気になります。

まあ自分ひとりのことだったら、「いち抜けた!」って「そこから逃げきる方法」を探せばいいのかもしれないけれど、自分だけがOKだったらいいのか?、というか、本当に逃げ切れるのか?などと思うと、やっぱり未来に靄(もや)がかかる感じもします。


… こんな風に考え始めると、もしかしたら私たちは色んなモヤモヤやハラハラを感じながら生きる時代にいるのかもしれません。そしてこのように今や未来を考えると、もしかしたら「なんだかスケールが大き過ぎて、自分の力ではなんとも変えられない気がする」と、途方に暮れることもあるかもしれません。

そんなとき「誰かヒーローが現れるのを待つ」という方法ももちろん選べますが、もし、「みんなで学んで力を合わせたら、楽しく本気の変化をつくっていける」という可能性が感じられたとしたら。皆さんは、途方に暮れることから抜けて、どんなことをやってみたくなっちゃうでしょうか?

SDは、何かを我慢するんじゃなくて「今」と「未来」の幸せな暮らしをつくること

暮らしのモヤモヤやハラハラを抜けて「変化の可能性を感じる」ために役に立つことの一つは、「ありたい暮らしとはこんな感じ」というコンパスが、確かに「ある」と感じられることだと私は思います。

その道しるべとしてこの講座がテーマにしているのが、「持続可能な発展」= SD (Sustainable Development)

「SDGs」をきっかけにSDに触れたという方も、SDを小さい頃から学んでいた方も、「実はまだよくわかんないよ」という方もいらっしゃると思います。今の時代、様々なタイミングで学ばれている言葉ですね。

私たちの暮らしにも身近になってきた「SD」。もしかしたら、言葉だけが飛び交っていて聞き飽きた方もいるかもしれません。皆さんはこの言葉にどんなイメージを持っているでしょうか?

10週間チャレンジでは、「そもそもSDとは何か」を確認するとき、世界で最も有名な定義を大切にしています。それは、1984年に国連に設置された「環境と開発に関する世界委員会(通称ブルントラント委員会)」による定義。

持続可能な発展は「将来世代のニーズを満たす力を損なうことなく、現在の世代のニーズを満たすこと」、というものです。

これから生まれてくる人たちのニーズも、いまここを生きている私自身のニーズも、現代社会で声の小さい人たちのニーズも満たせるように発展をするということ。「現代世代のせいで未来の世代が我慢しなくちゃならない」ことを抜けていくのはもちろん、「未来の世代のために現代世代が我慢する」ことを目指すものでもありません。

やさしい難問に向かっていくチャレンジ

つまり、SDは、「誰かが我慢する」んじゃなくて、「”みんなで”幸せになる」という超難問に向かっていくチャレンジです。

もしかしたら、SDと目にするとエコのことを連想される方もいらっしゃるかもしれません。でももともとSDとは、まさにこれをお読みになっている「あなた自身」も含めたみんなの幸せのことを考えるメッセージなのです。

私たちの幸せと、それを支える3つの土台

まだ生まれていない人も含めたみんなの幸せを満たしていくために、私たちの命を支える「自然・生態系」、本来私たちのニーズを満たしやすくする機能を持つ「社会」、そして自然や社会から得られる様々な恵みを交換する「経済」のそれぞれの土台が持続可能であることを目指します。

もしかしたら、「10週間チャレンジ」に参加している人たちの話をはじめに聞くと、それぞれのお話がバラバラの問題意識からくるようにも感じられるかもしれません。

「いまの学校の学び方が合わない子どもたちの学ぶ環境をどうにかしたい」と願うママの話。「ご近所の売店の撤退で、寄る辺をなくしそうな人たちの暮らしが気になる」という人の話。「誰かに過酷な労働を強いて衣服を生産するやり方に加担するような働き方を辞めたい」と願うファッションデザイナーの話。「海洋ゴミがたくさん出るような生産/消費/廃棄のあり方に生きるのをやめたい」という人の話。

だけど、「全部、”みんなの”幸せの話なんだ」と分かった今、私たちは「SDのこのあたりの話をしているんだね」と、お互いの話を聞きあって、次の手を探すのに一緒に考えたり、応援しあうことができます。(これを読んでいただいている皆さんとも、「SDはみんなのニーズを満たすこと」という共通言語を手にしつつあるので、どんどん話を始められますね!)

地球環境のことも、地域社会のことも、もう少し小さな単位の社会のことも、自分自身を含む一人一人の幸せのことも、一緒に考えます。

ブレーキンゲ工科大学(スウェーデン)のプログラムを基盤としている設計

この講座では、この絵のなかの人たちのように、
①私たちの多様な「幸せ」を感じ、その実現を支え合うための考え方を学ぶ
②誰かの機会や可能性を奪ってしまうような「マイナス」をなくしていくための原則を学ぶ
というようにいくつかの共通言語を手にしながら、
③みんなで話して知恵を持ち寄り、ピンと来た人たち同士で呼びかけあって、欲しい未来をつくる道を歩いていく練習をする
という風に、実践に向けて力を鍛える10週間をご一緒していきます。

みんなでちょっとずつ賢くなって、対話しながら実践していく。このやり方だったら、トクベツなヒーローを待たずとも、「私たち」からなんとかしていく方へ歩み始められるはず。

そう信じて、いまの暮らしにモヤモヤ・ハラハラしている人や、すでに色んな活動をしていて「もう一歩」の打ち手を探したりしている人が、何かを「やってみる」ためのヒントを得あう場を、みんなで作っています。

本気で&楽しく&賢く&みんなで ♪ 

「10週間チャレンジ」がどんなテーマを扱っているのか、感じていただきつつありますでしょうか?

一人一人の幸せのこと、自然環境・社会・経済の持続可能性のことを考えながら「今と未来の幸せを作っていくための基礎力」を鍛えていく。HPにカリキュラムの詳細が書いてあるので、「何が学べるのか」が気になる方は、ぜひこちらもご覧ください。

さらにここからは、私がこの講座に「いいな」と感じている3つの視点を書いて終わりにしたいと思います。①本気で・楽しく②賢く③みんなでやっていこう♪ のお誘いです。

① 「本気で・楽しく」|ニーズを大事に、私たちらしくダイアログ(対話)しながら

一つ目は、「本気で・楽しく」です。

「楽しい」には色んな「楽しい」がありますが、ここで一番お伝えしたいのは、「人の話を聴いてばっかりだった自分が、ようやく自分の話が出来た!」とか「本当はずっと大事にしたいと思っていたことを、ここでようやく口にし始められた!」とか、「ここであの人に聞いてもらえたことで、本当は行動したいと思っていたことにチャレンジできた!」などの体験のなかにある「楽しさ」です!

この講座には「ダイアログ(対話)する」という形で、私たち自身の声と・自分とは異なる誰かの声をお互いに聞きながら、学んだり、ご自身の「Act Locally」を育てたりする時間があります。自分の声を聞き、他の人の話を聞くチャレンジは、自分自身を含めた多様な「ニーズ」を感じることともつながります。「実は、こんなことを考えててさ」と本気の思いを話し始められる場を作るために、みんなで「対話」の練習もしていきますよ。

対話と「やってみる」を通して学ぶひと時。ぜひご自身にギフトしてもらえたら嬉しいです。

② 「賢く」|システム思考&共通言語を学ぶ!

二つ目は「賢く」です。賢くの反対は「やみくも」としましょう。

さまざまな「待ったなし」の課題に取り組んでいくためには、私たちの限られた時間や資源を賢く使っていくことが必要です。

そのために、多様な人が一緒に話すための共通の土台(SDの共通言語)や、「システム思考」を学び、仕組みや構造を見て働きかける力を鍛えます
やみくもに先進事例を真似たりする前に、「私たち自身がどんなニーズをもっているのか」を感じながら、手綱をこちら側に取り戻した状態で「Act Locally」していくようなイメージで。

こちらの絵のどこかに「自分がいるな」と思った方、ぜひご一緒しましょう。

③ 「みんなで」|なんとかするにはみんなでやろう!

最後は「みんなで」! 「みんな」の逆は「一人で」です。
SDは「みんなのニーズを満たしていくための超難問へのチャレンジ」でした。「誰かがニーズを満たす可能性を奪わずに、自分のニーズを満たすこと」にはちょっとコツもいるので、このやり方を当事者の「みんな」で学んでいくことが大事です。

それから、この場がテーマにしている「持続可能な発展」は、「私たちの幸せにつながる何かをクリエイティブにどんどん作る」プラスのアクションもとても必要だし、一方で、「誰かに負債を残すような仕組みを勇気を持って止める・緩める」「そのような仕組みから勇気を持って降りる」「ニーズが損なわれている人たちの声を聴いてそこに伴走する」など、色んな人の色んなパワーが必要な取り組みです。

多様な人と力を合わせていくために、10週間チャレンジでは、実践のための「私たちのあり方」を学んでいけます。

例えば、
対話の心がけ
・「クレーム」ではなく「ASK」と「OFFER」でつながること 。

まさにヒーローを待ち望めばどうにかなるようなことではなく、それぞれの立場でActすることが大事だから。

ビジネスマンも、行政マンも、市民活動家も、おうちのことを頑張っている人も、私の思いつかないような何かを頑張っている人も、大人も子どももみんなで取り組んでいけるように、「みんなで」「みんなで働きかけるためのやり方を」学びたいです。

10週間、チャレンジしませんか?

こんな10週間の講座、毎週、こんな感じのリズムで進みます。

①1本10分くらいの教材動画を数本みる!

②だいたい10分くらいの演習ワークに取り組む!

③対話の会に参加する!(zoomを使用します)

これが10週分で参加費19,800円です。見た目にはちょっと高いかもしれませんが、1回あたり1,980円と思ったら、安いでしょうか?高いでしょうか?

6/18(土)から始まる【第3期】は、③対話の会を、土曜日の10:00-11:30にOPENします。「夜の時間に学びの場に参加するのは難しいよ」という方、ぜひこの機会にどうぞ!

洗濯物をたたみながら、休日のスタートにお茶を入れながら、1クール分のドラマをチェックするような気持ちで?…、ぜひ暮らしの時間をちょっとだけ無理して、大事な未来のことを話しませんか。

一緒に学んで、Act Locallyしよう ♪

この講座のタイトルにもなっている、「Act Locally」。

もとになっているのは、SDのスローガンのひとつである
「Think Globally , Act Locally. (地球規模で考えて、足元から行動しよう)」というメッセージです。

ぜひこの機会に
誰かや何かへの影響を地球規模で想像しながら、足元から行動していくアイディアを育てたり。
ご自身の身近なところで感じたことや体験したことを、離れた地域の誰かとギフトしあう形で学んだり。
身近な規模とより大きな規模とを行ったり来たりしながら、Act Locallyへの道を歩んでいきましょう♪

地球にも人にもやさしい選択を見定める力や、誰かと一緒にアクションしていく力を鍛えるのに、学びの時間をご自身にギフトしてください。

ぜひご一緒しましょう!

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SDGsへの向き合い方

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