見出し画像

悩みの答えは過去にあるかも?


近況報告と私の中のモヤモヤ

 先日、内々定を頂いた企業の懇親会に参加して同期やお世話になった人事部の皆様に会ってきた筆者です。久しぶりに多くの人と話す機会であり、人間のコミュニティは如何にも難しいなと思いながら社員さんや同期達とお話をしていた。無事大学の単位も全て揃い終わったのが判明したので桜の花びらが散る頃まで人生の夏休みやらを謳歌する所存だ。会う人もいないし大学も行くつもりは毛頭ないのでバイトをして何もない日は怠惰の限りを尽くすというここ2か月と変わりない生活を送るだろう。
 来年からなる社会人に対する未知なる恐怖を持っている。以前、書いていたが学生だと親御さんや先生などの「大人」が守ってくれる。その盾が一気になくなって自分が社会の不条理に立ち向かわなくてはならない。自分が正しいと思っていることが実は違ったり。本当は合っているけど世の中の流れで間違っている。そのような場面に何度も直面するのかもしれない。(実は既に何回かもやもやする場面を目の当たりにしたがそれが増えるかもと考えると鬱になりそうだ。)

モヤモヤの回答は島耕作に…

 私の愛読書の一つである島耕作シリーズの主人公の島耕作は取締役時代に彼の同期が日本刀を用いた座り込みを行い、説得するときにこう言っていた。

「人生の5割は自分の力で変えられるが残りの5割は他力の部分だ。俺はその5割で運が良かっただけ。」
「元々現実は理屈通りには運ばないものだ。理不尽でもそれが現実ならば受け入れるべきであろう。」

取締役 島耕作 1巻p147 

 実は、この話を思い出したのはつい最近。漫画喫茶に駆け込んで島耕作シリーズを斜め読みして見つけたものだ。島耕作、現代の経済の話や社内政治などの人間関係について学ぶものの多く就活生には一度でも良いから手に取って欲しいものだ。(実際に就活中に愛読書を聞かれたときに島耕作を含めて数冊名前を挙げたら島耕作に食いついた役員が何人かいたので話を盛り上げる良いカードにもなった。)

 蛇足になったが、自分の人生は半分は自分で決められる。これは分かる。就活で言うならばどの会社にエントリーをしたかだ。もし、パラレルワールドなるものが存在していたら私は総合商社で名高い三菱商事や三井物産を受けていたかもしれない。実際の私はやりたいことは決まっていて5000人や数万人の大企業は自分には合わないと思って受けていないわけであるが。

 それでは、残りの半分と言われている他力とは?それは同じ就職活動の話で言うならば、人事との巡りあわせだ。就職活動は人との縁と言われている中でやはり合う合わないというのがどうしても発生してしまう。私自身、20社採用面接を受けて数社はお声がけ頂いてあとは落ちてしまった。最終面接まで行ったが最後の最後で落ちてしまった会社もある。無論、悔しかったが、数十人の人事の方と出会った中で自分の足りない部分に気が付き今後生きるための参考になったわけだからその出会いや生きるためのTipsを与えてくれたことに感謝している部分もある。様々な人に会った中でその人がこの人を採用したい!って思えたら生き残れるわけで私はその50%に助けられた。ただ、それだけだ。それで志望の会社に入れたわけだから。
 この自分の5割の実力と人から力を得ながらの5割というのは今後の為にも覚えておきたいものだ。

続ける事が大事

 それと就職活動に関してもう一つ言いたい。夢の原点を捨てない事。最後は自分の心に秘めた想いが人を動かすと私は信じている。小学校の卒業式に先生が退場行進の練習でSEAMOのContinueを流していた。(威風堂々ベースであったからだと思慮している。)当時私たちはこの曲の意味は詳しくは分からなかったが「ずっとずっとcontinue」と口ずさんでいたのは覚えている。就活をしている時に苦しくなってこの曲を思い出して聞いてみたらかなりいい曲で先生は旅立つ私たちに世の中自分の夢や希望をバカにするやつがいるかもだけど、想い続けることが大切である事を教えたかったんだろう。この曲は意外と間違っていなかった。そうどこかにいる先生に伝えたい。就活をしている人にこの曲をここに置いていこう。大丈夫、この世の中絶対とは言えないけど、自分が思っている事を叶えてくれる会社や賛同してくれる人事の方がいるはず。どうか、自分が納得する道へ行ける事を願っています。

追伸、10年前の僕へ

 小学校の私は何になりたかったのか気になって卒業アルバムを開いたら航空自衛隊員でブルーインパルスのパイロットになる事だった。絶対有川浩の空飛ぶ広報室の影響だなと思って苦笑いした。小学生で公務員で堅実すぎるようなエリート中のエリートであるブルーのパイロットの時点で夢があるのか少し考える内容であった。12歳の私よ。10年後の君は飛行機に近いようで遠い仕事をしているよ。でも、君は僕らしいやと笑ってくれるだろうか…?


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?