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日曜日はZorgeの町までぶらぶらと

今週月曜日にハルツ山地の南部の町、ツォルゲ(Zorge)に到着してから、毎日どこかへ出かける日々。昨日の汽車の旅でドッと疲れが出たのか、今朝は10時過ぎにみんながモソモソと起きてきた。

私はと言うと、なぜか変な夢(舞台がペテルブルクで車椅子の女性が主役)を見て、5時に目が覚めたので寝起きは悪かった。

遊ぶのにも体力が必要なのだ。ちょうど日曜日だし、今日はどこにも行かずにゆっくりしよう、ということに。晴れ間が出ていたので、朝食を食べてから町まで下りて上ってくる約2キロのコースを走ってみることにした。ずっと雨模様の天気だったので、これが初ジョギングになる。

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折り返し地点に立っていた、手作り感あふれる木製のモニュメント。昔からのハルツ山地の代表的な職業が人形で表されているらしい。

ツォルゲは有名な観光地ではないが、こじんまりとしていて静かでとてもいい町だ。周りにもハイキングルートがいくつかあり、徒歩で屋外プールにも行ける。

今日は遅めの朝食だったので、お昼はコーヒーとケーキで済ませた。町に1軒だけあるベーカリー併設のカフェだ。後はホテル併設のフランス料理レストラン(水曜日から日曜日のみ営業)が1軒あるくらいだろうか。

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今日はみんなクタクタで食べに行きたくないらしく、また家で自炊することになりそうだが、機会があれば行ってみたい。フランス料理といえば、ベルリンの自宅付近に美味しいガレットを提供しているお店があるので、一度子供たちを連れて行ってみようと思っている。

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ほとんど人通りのない静かな町。これで日曜日のお昼すぎ。さすがにベルリンではこうは行かない。

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人気はほとんどないが、街並みは整然としていてきちんと手入れがされている印象を受ける。空家の張り紙には80平米で家賃が光熱費抜きで330ユーロとなっていた。子供たちが独立したら田舎に引っ越しでもしようか、なんて思ったくらいである。その頃もまだ元気だったらいいんだけど。

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ひとつ気になる道路標識が。ブロッケン山周辺はドイツ再統一前までは主要な軍事基地だったことでも有名な場所だが、これはその名残りなのではないだろうか。使われなくなった古い道路標識がそのままになっているのだと思う。2021年の今、戦車はさすがに走ってはいないだろうから。

ドイツ再統一後にブロッケン山やハルツ山地は観光地として栄えるようになったのだ。そう考えるとまだまだ歴史が浅いことがわかる。先日のハルツ狭軌鉄道のゾルゲ(Sorge)という停車駅に「小さな国境博物館」(Kleines Grenzmuseum)というものを見かけた。ドイツの分断の歴史に興味のある人にもお勧めしたい場所だ。

とまぁ、気になる場所がたくさんあるハルツ山地。家族旅行なので自分の行きたいところに隈なく足を伸ばすことは叶わないが、十分に楽しめる場所であることには間違いない。

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