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置き去り猫を助けたい!⑤

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エビちゃんは全く人慣れしておらず、お隣さんも触れた事がないという猫でした。とても小柄で可憐なソプラノボイスなので、なんてかわいらしい女の子だろうと思っていたのですが、なんとのちに男の子だということが判明しました。しかも蓋を開けてみれば可憐さとは程遠い超やんちゃな小学生男子のような性格。表情がとても豊かでエビちゃんにはたくさん笑わせてもらいました。

エビという名前は外房の名産、伊勢海老からとりました。出会った当時の推定月齢は6ヶ月ほどとまだ子供で、年齢が近いマメちゃんやタビちゃんとよく一緒に行動していました。鳴き声がとにかく特徴的で、「ヤッア〜ン」とか「ンッウ〜ン」とかなんか悩ましげなのです。あとは子犬みたいにクンクン鳴きます。

エビちゃんにはキジ白の兄弟がいたそうですが、悲しいことに姿を消しエビちゃんだけがここに残りました。お気に入りの場所はお隣さんの里芋畑で、ごはんの後はよくそこでお昼寝していました。

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お次はその慎重さで外を生き抜いてきた猛者、カモちゃんの紹介です。カモちゃんの第一印象は(これは難航しそうだな...)でした。里親さんを探すという目線で見た時に、人慣れしていたり見た目が良かったりする他のメンバーと比べて正直不利だなと感じました。

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カモちゃんは全く人慣れしていないどころか、「シャーッ!」と威嚇が出るタイプ。餌場で他の猫たちがごはんを食べるのを遠くからじっと見ていて、だいぶ時間が経ってからごはんを食べに来るようになりましたが、食べている間も常にシャーシャー。

でもごはんをあげ続けているなかでかわいい一面も見れたりして。必死でシャーシャーいいながらもごはんが欲しくて駆け寄って来る姿が愛らしかったです。

こんな感じで人慣れしてない上に攻撃性があり、さらに耳が小さくちぎれて右目が白濁しているという見た目のハンデもあるカモちゃん。きっと長い付き合いになるだろうなと思い、一番思い入れのある名前をつけました。

なぜ思い入れがあるのかというと、カモちゃんという名前は実は引っ越して来る前にすでに考えていた名前なのです。置き去り猫が1匹だと思い込んでいた時に縁があればなんとかしてあげたいと思い、ここの地名の一部を取って先に考えていたのです。

予感は的中...カモちゃんには後々一番手こずることになりました。

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お次は美しいキジトラ、ビワちゃんの紹介です。
⑥につづく

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