zacchino!

イラストレーター、ハンドメイド作家。ゆるいイラストが得意です。田舎暮らしをすべく千葉県…

zacchino!

イラストレーター、ハンドメイド作家。ゆるいイラストが得意です。田舎暮らしをすべく千葉県の房総半島に引っ越すも、そこで出会ってしまった置き去りにされた猫たちの保護に奔走するハメになりました。自他ともに認める猫好き。

マガジン

  • 置き去り猫を助けたい!

    引っ越しで置き去りにされた猫たちに出会い、人生で初めて猫を保護し、色々な人の協力を得て猫たちの幸せ探しに奮闘した記録です。

最近の記事

「Cat people」 NFT collection

Slack and kinda bizarre cat people are waiting for you! Welcome to my NFT collection "Cat People". You are here as a Cat People research team. Good luck! Please read this report first. There have been a lot of Cat people sightings. They

    • 置き去り猫を助けたい!最終回

      ㉔はこちら 素敵なご縁をしっかり掴んで卒業していった8匹。その幸せな家猫生活を紹介して「置き去り猫を助けたい!」を終わります。本当にありがとうございました! ピー→虎次郎(2021.11.26 正式譲渡) 「虎次郎」というかっこいい名前をもらい、里親さんご夫婦と先住猫の虎太郎君と一緒に暮らしています。里親さんにべったり甘え、毎日布団の真ん中で我が物顔で寝ているそうです。お外時代と比べると表情が驚くほど丸くなり、まるで子猫のように見える時もあります。満たされてる証だね。

      • 置き去り猫を助けたい!㉔

        ㉓はこちら 旅立ち 2月25日、ついに訪れたカモちゃんとのお別れの朝。今日もいつも通りハウスにいるカモちゃんの姿を眺めながら、明日の朝はこのハウスも空っぽなのか...とぼんやり思いました。 最後のケージからキャリーへの移動は大捕物になることもなく、カモちゃんが自分からキャリーに入ってくれたのでとてもスムーズでした。 参考までに移動のさせ方ですが、口を開けたキャリーをカモちゃんの目の前に置いておき、次にケージとダンボールハウスの天井を取り除いて(この時のために取り外しで

        • 置き去り猫を助けたい!㉓

          ㉒はこちら 新しい発見の毎日 カモちゃんを保護してからの日々は、想像していたよりもとても穏やかで落ち着いたものでした。控えめな夜鳴き(にゃあお...にゃあお...とかわいく鳴く)と多少のドタバタ以外は特に困ったこともなく、カモちゃんも緊張はあるものの落ち着いているようでした。 そんな様子を見て、1日のうち数時間を猫部屋で過ごすということを試しました。いつか里親さんと暮らすであろうカモちゃんに、同じ空間に人がいることに慣れてもらうためです。 始めは不安そうにしていました

        「Cat people」 NFT collection

        マガジン

        • 置き去り猫を助けたい!
          25本

        記事

          置き去り猫を助けたい!㉒

          ㉑はこちら パタンと閉まった扉 いつものように銅像を決め込み、カモちゃんと根比べしていた朝。私は密かに決めていました。今日、やると。日によっては1時間待ってもカモちゃんがハウスに入らない日があり諦めることもありましたが、今日は何時間でも粘ってやると決めていました。 この日もカモちゃんは警戒心強めな日だったようで、30分待ってもなかなか入らず。そんな時に外飼いユキちゃんがやって来てしまい、もう少しでハウスに入りそうだったカモちゃんは「シャアァーーッッ!怒」といって逃げてし

          置き去り猫を助けたい!㉒

          置き去り猫を助けたい!㉑

          ⑳はこちら 使ってくれた..! 年が明けて元旦の朝、早速昨日テラスに設置した新カモハウスの様子を見に行きました。すると、ベッドを誰かが使った形跡が!外飼いユキちゃんの可能性もありますが、なんとなくカモちゃんな気がします。 完璧だと思ったカモハウスですが、いざ外に置いてみると意外と風が入りそうな構造だということに気づきもう少し手を加えることにしました。ちなみにベッドには貼るホッカイロ2枚を毎日夕方くらいに入れていました。 開口部がもう少し狭い方が風が入らないのと、潜るよ

          置き去り猫を助けたい!㉑

          置き去り猫を助けたい!⑳

          ⑲はこちら 新カモハウス構想 カモちゃんが脱走し、外でお世話をするようになって早3週間が過ぎようとしていました。 タビマメ親子もエビもトライアルへ行き、ノンちゃんもお見合い日程が決まり東京へ移り(夫の猫アレルギーがノンちゃんに反応してひどくなったためトライアル前の1週間mayabellさんに預かってもらいました)、ついに残すはカモちゃんだけに。 安定してハウスを使うようにはなったけどまだまだ近づくことは許してくれない様子に、なんとなく捕獲はまだ先かな...という状態でし

          置き去り猫を助けたい!⑳

          置き去り猫を助けたい!⑲

          ⑱はこちら 虫の見本市 ノンちゃんの野良の証。それは獣医さんもびっくりするほどの種類豊富なお腹の虫。回虫やマンソン裂頭条虫はもちろん、珍しい毛細線虫の卵までありました。パンパンに張っていたお腹は寄生虫のせいだったようです。 このお腹の虫は屈強で結局5回も検便に連れて行くことになり、「虫の子」という不名誉なあだ名ができたほどでした。 体は汚れ、お腹は虫だらけ、約1ヶ月間もうちのテラスを離れなかったことから野良であることはほぼ間違いなかったのですが、念のために近所の交番と保

          置き去り猫を助けたい!⑲

          置き去り猫を助けたい!⑱

          ⑰はこちら 心の底から悔いた日 忘れもしない12月7日。この日のことを思い出すと、今でもゾッ...とします。 朝いつものようにエビがごはんの催促でクンクン鳴いていたので、朝ごはんを作って猫部屋に行きました。入った瞬間何か違和感を感じましたがとりあえずエビにごはんをあげ(早くあげないと怒る)ふっと窓の方を見ると、 え...少しだけ...開いてる!!???  昨日の夜きっちり閉めたはずの窓が10cmほど開いていたのです。 何が起こったのか分からず気が動転して、心臓が早鐘の

          置き去り猫を助けたい!⑱

          置き去り猫を助けたい!⑰

          ⑯はこちら キジトラ猫、現る 11月上旬、それぞれのお見合い日程が決まり始めたことで心に余裕ができ、のんびりお世話をしていたある日。 猫たちがすっかりいなくなった庭を感慨深い気持ちで眺めていると、遠くの方に黒い影がササッと動いたのが見えました。湧き上がる嫌な予感。。 ちょうどお隣さんと会ったので立ち話をすると、やはりお隣さんも目撃していました。尻尾の長い小さなキジトラ猫を...。とはいえ、まだ外飼いが多い田舎なので飼い猫の可能性もあるし様子を見ることに。 ですがその日

          置き去り猫を助けたい!⑰

          置き去り猫を助けたい!⑯

          ⑮はこちら 優しい人々 話が前後しますが活動を始めたばかりの頃、山のようにあった不安の中に金銭的な不安がありました。mayabellさんが折半を申し出てくれましたが(本当にすごい人です)、そこまで負担をかけたくなかったので自分で何とかできればと考えていました。 最初に思いついたのはクラウドファンディング。置き去り猫たちにまつわるグッズを作って少しでも活動資金に充てることができればと。ですが飛ぶように過ぎるお世話の日々の中グッズを作る余裕などまったくなく...。 やはりと

          置き去り猫を助けたい!⑯

          置き去り猫を助けたい!⑮

          ⑭はこちら 親子2匹ずっと一緒に 実はマメちゃんはかなり早い段階でお見合い希望が入っていました。 SNSに載せた超絶かわいい立ち上がるマメちゃんの写真があるのですが、それを私の親友がシェアしてくれて、それを見た親友の友人(以下Sさん)が連絡をくたのです。猫たちのかわいい姿を撮るべく連日カメラを持って這い回った甲斐がありました。 問い合わせをもらったのは10月中旬だったのですが、保護の順番を決めていたため(預かりさんの都合やビワ一家が最優先だった)マメちゃんを保護できたの

          置き去り猫を助けたい!⑮

          置き去り猫を助けたい!⑭

          ⑬はこちら ピーちゃんはあの人がいい 猫たちの中で唯一、猫エイズ陽性だったピーちゃん。猫エイズはとにかくストレスが大敵なので、いち早くご縁を見つけてあげたいと思っていました。 預かりさん宅でのんびり過ごしていたピーちゃんですが、環境の変化に加え大変な思いをさせてしまった去勢手術のせいか少し食欲が落ちてしまい、さらにクッションを執拗に舐めている(多分ストレス行動。それが自分の体だったら舐め壊していたかも)と聞いて焦りました。 ピーちゃんは人慣れ抜群で見た目もとてもかわい

          置き去り猫を助けたい!⑭

          置き去り猫を助けたい!⑬

          ⑫はこちら 大変でも愛おしいお世話の日々 怒涛の捕獲ラッシュからの手術が終わり、やっと少しだけ落ち着いた日々が戻ってきました。けれど初めての保護猫4匹のお世話は思っていた以上に大変で、この頃は朝起きた瞬間から夜眠る時まで猫たちのことで頭がいっぱい。猫部屋に篭ることもしばしばでした。 4匹もいるとごはんの好みも色々で、特にタビちゃんには悩まされました。もともと食への執着が薄いのと環境の変化であまり食べてくれず、美味しそうなフードがあればとりあえず買って試すフードジプシーに

          置き去り猫を助けたい!⑬

          置き去り猫を助けたい!⑫

          ⑪はこちら 長い1日の始まり ついにやってきた手術日。 絶対に遅刻できないのでまだ暗いうちから準備を始めました。一番気がかりなのは、スムーズにキャリーに入れられるか。タビちゃんとエビはなんとかなるとして、カモちゃんは力技でいくしかなさそうで緊張します。 まずはタビちゃんとエビを大きなキャリーに一緒に入れたのですが、正直どうやって入れたのか今となっては覚えてません。カモちゃんのキャリーへの移動が大変過ぎて記憶が吹っ飛んでます。 カモちゃんをどうやって移動させたかというと

          置き去り猫を助けたい!⑫

          置き去り猫を助けたい!⑪

          ⑩はこちら 捕獲器初体験 カモちゃんの次は間髪入れずにエビちゃんの捕獲に挑戦しました。同じ作戦でいこうとハウスを設置しますが、カモちゃんの捕獲を見ていたためか警戒してなかなか入りません。そこでいよいよ捕獲器の出番です。 捕獲器の使い方は預かりさんに教えてもらいましたが、失敗したくないので玄関で入念に使い方をチェック。捕獲器奥にある板を猫が踏むと「ガチャン!!!」というかなり怖い音を立てて扉が閉まる仕組みです。これで捕まったら怯えるだろうな...。 捕獲器に美味しいウェ

          置き去り猫を助けたい!⑪