見出し画像

静かな意見を集約する仕組み

こんにちは。『あの人がいた時は、何か楽しかったね。』と言ってもらえるような存在になりたい、OZ-WARASHIです。

一般意思2.0という、東浩紀さんの本を読みました。

ルソーは、社会契約論で一般意思というものを考え出し、個人や社会の明示的な意思とは別個の、コミュニケーション抜きの広く人々に存在する意向とか好み?(あるいは嫌いとか違和感とか)いう、が公共の利益に叶うと考えていたようです。

このタイプの意思は、基本明示されず、政治的コミュニケーションに乗ってこなければ、無視されてきた。静かな人や政治的無関心の人も、社会の構成員であって、民主主義の主体であるはずです。

しかしそのような民意をくみ取る手段が今までは無かったので、(民意集約手段として)明示的なコミュニケーションを政治のツールとして活用してきた。

デジタルSNS時代には、この政治意志形成を明示的意思だけではなく、黙示的な意思をネット空間等から汲み取り、整理することで、一般意思(に近いもの)を整理して、議会に提示し、その意見に何らかの力を付与することで、ルソーの言っていた社会に近づけるのかもしれないと思いました。

話題の成田先生の「22世紀の民主主義」にでてくるアルゴリズム政治も、このような一般意思反映の発想に近いのかもしれません。

政治参加のハードルも下がり、政治への関心を高めるにも役立つと思います。民意集約テックが、一つの産業になる日も近いのでは。などと考えました。

では皆様良い週末を、お過ごしください。


サポートをよろしくお願いいたします。