家業を継ぐべきではなかった?

こんにちは。
税理士でお笑い芸人をしています。
税理士りーなです。

実家は100年続く税理士事務所。
祖父と父が税理士でした。
そんな父が亡くなってちょうど1年が経ちました。
色々な呪縛から解かれたような、
大きな変化の一年でした。

今日は、税理士事務所で決算の仕事を
締め切りギリギリでなんとか片付けてきた。
こういうの、久しぶりだな。

1人静かに作業をしていたのに、
母が参戦。
あれこれと意見されて
ちょっとしんどかったり…。

ま、家業って、
どこもそんなものかな〜。

そういえば、
父が税理士でバリバリ仕事してた時、
よく母と激しい口論になっていた。

そんな両親の間に入って仲裁したけど。
私が税理士事務所のこと好きになれなかったのは、
そんな両親の姿を見るのが嫌だったのかも。
と最近思い始めた。

コンピューターが苦手な父は、
事務所にパソコンが入ってから
どんどん仕事を失くしていった。
実務を母がするようになっていった。
よく
「おまえは税理士でもないくせに!」
と怒鳴っていたな。
お客様にも、母に対しても
税理士だからってエラそうな空気を出している
父の姿は大嫌いだった。

普通のお父さんの時は
明るく陽気な人なのに、
「税理士です」ってときだけなんか
すごく偉そうだったの。嫌だったなー。
それも税理士のこと嫌いになった理由の一つかな。

結局、
税理士も「ただの職業のひとつ」と
割り切って、
家業は一人っ子の私が継がねばと
25歳から税理士を目指して、
13年かけてなんとか資格をとったけど…

税法も苦手だし、
他の税理士さんたちを見回しても
賢そうで立派な感じの人が多く圧倒されるばかりで、
なーんか、やっぱり場違いだったかも
って思うことが多かった。

自分で自分の職業を選ぶ時の理由で
「家業だから」
って、
振り返ってみてすごく虚しいな。

そこには
「私」がいない。

1年前に父が亡くなって、
最近ようやく、
自分は何がしたかったの?
叶えたい夢って、本当はなんだったの?
ということに向き合えるようになってきた。

正解なんかまだまだ見つからないんだけど、
「私」はまだ死んでない。
私が「私」として生きる道を
これから探していけそうな気がします。

2024年は、私がやりたかったことを
ひとつずつ順にやっていこうと思います。

なんだか今年はできそうな気がする。
がんばれ、わたし。

絶対に、
ただの税理士では終わらない。

必ずなにか唯一の税理士になって、
時代を切り開いて、
困っている人を、世界を、救いたい。

税理士の底辺のさらに下にいるような私だけど、
だからこそ役に立てることがありそう。
と、思えてきた。

家業を継がなくてはならなくて、
辛い思いをしている人もいるかもしれないけど、
選ぶのは自分だからね。

この道を選んでしまったのは
ほかでもない私。
自分のしてしまった選択を
後悔しない生き方をしたいな。

がんばれ、わたし。
がんばれ、あとつぎのみんな!

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