見出し画像

巷の映画ニュース三種/エメリッヒ、トム・ハンクス、「ジャスティス・リーグ」

木曜、平家が滅びました。

つまり、大河ドラマ「平清盛」を観終わりました。

当初バカにしていた深田恭子に、最後の最後で泣かされるとは・・・。

作品として、問題がないわけでもない。

ただそのへんは、機会があれば追って言及するとして、、、。

映画館には行けない状況が続いていますが、今週はテンションの上がる映画ニュースが多かったので、紹介させてください。


ローランド・エメリッヒ最新作について

私が映画好きになったのは、小学5年生のとき、父が「インデペンデンス・デイ」をレーザーディスクで見せてくれたときからである。

宇宙船の出現、街の大規模な破壊、ドッグファイト等々。

男の子心をくすぐられまくり、晴れて映画ファンの扉を叩くきっかけとなったのでした。

それだけに、エメリッヒ監督には人一倍思い入れがあり、作品は「だいたい」観ています。
まぁ当たり外れも凄いんですけどね・・・。

なんなら、正当な続編「インデペンデンス・デイ リサージェンス」は、記憶から消したいくらい、駄作でした。

日本では、監督最新作「ミッドウェイ」が、コロナの影響により上映が延期になっておりましたが、そんな中で、エメリッヒ監督の新作のニュースに触れられるとは。

謎の力によって軌道から外れた月が地球に迫るなか、寄せ集めのチームが地球を救うために月へと向かう物語。

な、謎の力・・・。

「アルマゲドン」です。

誰もが思うことを言うのも恥ずかしいのですが、「アルマゲドン」以上の感想はない。

でも、いいね。

「なんかしらんが、地球に氷河期がくる」
「なんかしらんが、2012年になったから人類が滅亡する」

それくらいざっくりした話のほうが、エメリッヒは活きる。

しかも、タイトルは「Moonfall」とのこと。

直球タイトル、ここに極まれり。

「ラーメン!」「牛丼!」「カレー!」くらい、潔い。

期待大である。


トム・ハンクス最新作について

米ソニー・ピクチャーズが6月に全米公開を予定していたトム・ハンクス主演の最新作「グレイハウンド(原題)」が、劇場公開を中止し、米アップルのビデオサブスクリプションサービス「Apple TV+」で独占配信されることになった。

この映画、予告編観たときから気になってたのです。

画像1

どうも、ハチャメチャ系の潜水艦映画っぽい。

「良い意味で」合成が荒い映像も、味があって良い気がするし、なにより、

トム・ハンクスが脚本も務める

という。

ハンクスが自ら脚本を執筆し主演を務める本作は、第2次世界大戦の勃発と同時に始まった海戦「大西洋の戦い」を舞台に、念願かなって駆逐艦グレイハウンドの艦長に任命された米海軍将校ジョージ・クラウス(ハンクス)が、劣等感と自己不信に苛まれながらも、艦長としての務めを果たすべく奮闘する姿を描く。

王道のストーリーになりそうだが、何故これをトム・ハンクスが自ら脚本を書いたのか・・・気になる。

こういう大作を、いきなり配信で観られるってのも、良い時代である。

映画館は好きだし、環境としては最高だと思っている。

でも、このような状況になり、全てのスケジュールが後ろ倒しにされていくと、中には、劇場公開とは名ばかりで、必ずしも良い劇場ではなかったり、短期間で上映が終了してしまうような、不遇の作品も出てくるだろう。

配信サービスがそういう作品の受け皿になって、製作者たちも助かる結果になるのなら、個人的には大賛成。

はやく配信されんもんかな。


ジャスティス・リーグ スナイダーカット

たまにある、生きてて良かった系ニュース。

小躍りしたくなるほど、喜びました。

同作は、「マン・オブ・スティール」「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」に続き、スナイダー監督がメガホンをとっていたものの、娘の急死を理由にポストプロダクションの途中で降板。その後、「アベンジャーズ」のジョス・ウェドンが追加撮影を行ったうえで完成に導いた経緯がある。そのため、劇場公開版に不満を抱いた一部のDC映画ファンは、スナイダー監督の構想を反映させた「スナイダー・カット」の公開を求めていた

別に自分は、ザック・スナイダー監督の作品が、そこまで好きだというわけではない。

というか、「マン・オブ・スティール」も「バットマンVスーパーマン」も、はっきり言って完成度は低いと思っている。

でもなんだろう。

マーベル作品が、
・監督の得意分野や「味」を最大限に活かしつつ、最終的なクオリティコントロールはスタジオが徹底して行う
姿勢で、たくさんの傑作を生み出した。

これは、贅沢になりすぎな感覚なのだが、
「どれも面白いけど、突き抜けた作家性が観たい!」
という要望には、マーベル作品は応えてくれそうにない。

それに比べれば、ザック・スナイダーの「DC映画」シリーズには、他と比べられない、ザック印のスタイルがあった。

「マン・オブ・スティール」も「バットマンVスーパーマン」も、そりゃザック・スナイダーが監督すればそーなるわな、という楽しさには満ちた作品だった。

金儲けをしなければならない立場からすれば、「ジャスティス・リーグ」をテコ入れしなければならないのは明白だったとは思う。

それでも、明らかにザック・スナイダー印じゃない「ジャスティス・リーグ」を観るのは辛かったし、集中できなかった。

いやぁ、良かった良かった。

「HBO MAX」が日本でローンチするのがいつなのかは置いておいて、これまた楽しみが増えました。

とか思ってますが、、、

スナイダー監督は、「これは完全に新しいものになる」「劇場公開版を見た人にとっても、まったく違った新しい体験になるはずだ」と自信をのぞかせている。ワーナーメディアの新ストリーミングサービスHBO Maxで、21年に配信予定。4時間のディレクターズ・カット版として配信されるのか、全6話のミニシリーズとして配信されるのか、現時点では不明だという。

結局、こういうところが、「ザック監督ってアホ(褒めてる)やな」と思うところですが、尺が現時点のところ4時間。

スタジオ:「ジャスティス・リーグ」の製作、どう?順調?

ザック:良い感じっすねー。

スタジオ:なら良かった。あ、今って上映時間どんくらい?

ザック:そうっすね、4時間くらいにはなりそうっすね。

みたいな会話が、行われたのだと推測するが、スタジオ側は、そりゃびっくりしただろう。

ザック・スナイダー、大馬鹿者(褒めてる)である。

この予告編は、まだザック・スナイダーが監督する前提で公開されたものだが、近年まれに見る傑作「予告編」だと思う。たまに見返すほど、好きだ。

少しでも、この雰囲気に近づいた「ジャスティス・リーグ」が観られるなら、最高。気長に待ちます。


この記事が参加している募集

コンテンツ会議

自分に何ができるかはわかりません。 しかし!夢への第一歩として、一層精進いたします。 どのような形でも、読者の方々のリアクションは励みになります!