ついに配信開始!「ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット」
本日、私にとっては、待ちわびた、記念的な日なのです。
ようやく、「ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット」が日本でも配信開始されるのです!フォー!
ピンと来てない方も多いと思うので、短めに解説するとですね、、、。
2017年に「ジャスティス・リーグ」という映画が公開されたのですが、実はこの映画、製作にあたった相当ゴタゴタがあったのです。
スタジオ側が監督であるザック・スナイダーに横槍を入れているらしい。揉めてるらしい。という芳しくない噂が製作中から流れまくり。
結局は、ザック監督の家庭の問題もあったりで、製作途中で監督が交代。
結局、映画は無事公開されたのですが、言っちゃえば、あんまし面白くなかった。
「ジャスティス・リーグ」はバットマンやスーパーマン等々が一挙に登場するDCコミック映画ですが、同じヒーロー系のマーベルコミックが「アベンジャーズ」で大成功しているのと比べると、質も興行収入も期待はずれに終わってしまう。
ただ、この数年間、ファンは待ち望んでいたのです。
途中降板してしまったけど、ザック・スナイダー監督が当初頭に描いていた、本当の「ジャスティス・リーグ」が観たい!
どうやら、未公開映像はたくさんあるらしいぞ!
ディレクターズカットを製作してくれ!
で、これまた何か色々あって、「ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット」の製作が決まり、本日から、日本でも配信開始されるってわけです。めでたしめでたし。
Wikipediaのボリュームが不思議なくらい多いので、よかったらこちらを御覧ください。編集者もテンション上がってるんでしょう。
この、ファン待望の「ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット」の上映時間、驚きの242分!つまり、4時間2分!ヒィーヤ!サイコーだぜ!
仕事と家庭をほったらかして20時から観ても、終わるのは24時過ぎ!
21時から観たら、25時過ぎ!
当たり前ですが、22時から観たら、26時過ぎ!
土日に観ても、ほぼ半日が終わる長さ。
ファン感謝祭みたいなもんなので、長ければ長いほど嬉しいぜ、ヤッホーウ!
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とは思いつつ。
正気の沙汰ではない上映時間ですよね、242分。
ちなみに、2017年に劇場公開された方の「ジャスティス・リーグ」は120分です。
倍です、倍。
で、何が驚きかって、そんな映画を作っといて、「これが私が思っていた通りの『ジャスティス・リーグ』だ!」と悪びれもしない、ザック・スナイダー監督である。
ザック・スナイダー監督。
「ジャスティス・リーグ」と直接的なつながりのある、
「マン・オブ・スティール」2013年
「バットマンVSスーパーマン」2016年
の監督であり、
「ドーン・オブ・ザ・デッド」「300(スリーハンドレッド)」「ウォッチメン」も彼の監督作。
このザック・スナイダー監督、映画のヴィジュアル面には並々ならぬこだわりを持つ男。
確かに、彼のどの作品も、バカっぽい表現ですが、「映像がかっこいい」。
ただ、その代わりに、「ストーリー運びは適当な傾向」である。
ストーリーの連続性より、その場の映像的な「萌え」を優先するので、腑に落ちない展開が続くことが多い。
だから、大作を任されることは多いけど、作風は万人受けじゃないし、ザックファン自体も、手放しで褒めてる人はあんまりいない。ただし、作品ごとに熱狂的なファンがつく人。
そういう作風故かは知らないが、スタジオと揉めがちである。
「ジャスティス・リーグ」製作途中のゴタゴタ一連については、結局完成した作品がそこまでの面白さでなかったこともあり、スタジオ側を批判する声が多かった。
なぜ、クリエイターが思う通りに作らせてあげないんだ!
お金に目がくらんで横槍を入れた結果、作品として失敗しているじゃないか。
金の亡者どもめ!
といった塩梅である。
私といえば、熱狂的ではないけれどもザック監督ファンなので、当初はスタジオに対する悪印象の方が強かった。
しかし、この「ザック・スナイダーカット」が4時間を超える作品になると聞いたときには、さすがにスタジオ側に同情した次第である。
スタジオ:おーい、ザックくん。「ジャスティス・リーグ」の製作状況ってどんな感じ?
ザック:いやー、順調っすね。4時間くらいの映画になりそうです!
みたいなやりとりがあったんだろう。
スタジオの重役たち、びっくりしたんじゃないですか。
例えるなら、後輩に、
「アイスコーヒー買ってきてもらって良い?お前の分も買って良いから」と1000円渡したところ、戻ってきた後輩は、目をキラキラさせながら、
「キャラメルフラペチーノのベンティサイズ+チョコチップとホイップクリーム増し増し」を2つ買ってきたようなもんである。
え、、、俺、アイスコーヒーって言ったよね?
と訊いたら、「これが私が思う理想のティータイムだ」とか言われたりして。しかも、「あ、先輩。1000円じゃ足りなくて、2000円したんで、お金ください」(実際、製作費を相当超過した)てな具合。
いや、、、お前のことだから、ホットコーヒー買ってきたり、最悪アイスココアになったりするくらいは想定してたけど、これは流石に常識外れすぎじゃないか?
それでも、お前を選んだ俺がやっぱり悪いのかな?
ま、あくまで例え話だし、別に良いけどね。
とにかく、完成に至った関係者の努力に、感謝したい。
そんな規格外の経緯と上映時間な、「ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット」、観るのが楽しみです。
ほんとは、そんなザック・スナイダーが、またしても好き放題にやった、Netflix配信の完全新作「アーミー・オブ・ザ・デッド」について語りたかったんですが、長い映画の話してたら文章も長くなってしまったので、別日に回します。
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