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#マンガ感想文「バチバチ」3部作

個人的には、ステイホームも外出自粛も大いに結構。
というか、自分と相性が良すぎて、ちょっとひいてる。
映画館・サウナ・ガールズバー・もしくは子どもと公園くらいでしか外出しなかったし、それが減るくらいのもの。

「減るってなんだ。じゃ行ってんのか?ガールズバーに?」
という問いがあるとしたら、、、個別の案件には、回答を控えさせていただきます。

一つ言えるのは、もし私が国会議員だとしたら、週刊誌に掲載されるかどうか、握られているのかどうか、気が気じゃなかっただろうな、ということであります。
会食は万歩譲って仕事の範疇にしても、「感染対策を万全にしてガールズバーに行ったことが、数回はあるかもしれません」とか、謝罪したくない。
まぁ、別に行ってることを認めているわけではないのですが。

だが、運動不足は恐れている。
前回の緊急事態宣言を機に、緩やかに体重が増加傾向であるためです。
体重は、感染者数ほどは爆発的には増えない。
もし増えてくれるなら、対策のしがいもあったはずですが、牛歩的な前進を絶え間なくさせてしまった。

今回はリベンジなので、Apple Watchが命じるがままに席を立ち、歩き、カロリーを少しでも消化しています。
加えて、ニンテンドースイッチで、「リングフィットアドベンチャー」と「フィットボクシング」をやっております。※もちろん仕事の後に。

とはいえ、ダイエットには目的が必要。
でも、まだ目的を見いだせてない。私の夢は、長澤まさみから、「ダイエット成功したら、デートしてあげるよ」と小悪魔チックに誘われることなのですが、今の所、長澤まさみと会食の予定はありません。

ところがここにきて、素晴らしい漫画を一気読みしたので、ご紹介させてください。

佐藤タカヒロ著
「バチバチ」全16巻

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「バチバチ BURST」 全12巻

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「鮫島、最後の15日」 全20巻

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であります。

簡単に言えば、「相撲漫画」です。

力士としては体の小さな主人公、鮫島鯉太郎。
彼が力士となり、稽古に励み、仲間と出会い、ひたすらに相撲を取り続ける。
全巻読んでみると、本当にそれだけに純化された物語。

第一部から第三部まで、合計48巻。

そう考えると、なんで、主人公が純粋に相撲と向き合い続けるだけの漫画なのに、そんなに巻数があるか、読み終えると不思議。

でも、抜群に面白いです。だれる瞬間、一瞬もございません。

魅力的な仲間やライバルが登場し続けますが、それなのに、主人公の魅力が減じることは決してありません。
考え方は違えど、それぞれに背負うものがある、主人公とライバルたち。
彼らとの、バチバチな戦い(というか取り組み)を経るごとに、全員が「上がって」行きます。

「お前は最高。でもそんなお前に勝ったらもっと最高。」

ほぼ全員、そんな感じの前向きテンションだからでしょうか。

激アツ過ぎて、おすぎみたいなテンションになってしまいそうです。

もうね、最高なの!
相撲に懸ける、男たちの熱い戦い。漫画を読みながら、音と汗が伝わってきて、ああもう動き出したいぃぃてなるの!

残念ながら、、、。

著者の佐藤タカヒロさんが執筆中に急逝され、2018年に未完のまま連載が終了してしまいました。

でも、そんなことは関係なく、最高の作品です。
続きを読みたかったのはもちろんですが、生命を燃やす、前向きな思いにさせてくれます。

四の五の言わずに動き出したくなる漫画、

バスケなら「スラムダンク」。
野球なら「MAJOR」。
柔道なら「柔道部物語」。
そして、相撲なら「バチバチ3部作」です。

「ダイエットと相撲は、なんとなく相性悪そう」そんな力士への偏見なんか、これを読んだあとには決して言えません。

自宅で読んで(電子書籍もあるし)、自宅で運動して、ステイホームしていきましょう。


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