「もののけ姫」を語りたい・その2 : 初の映画館での観賞
マイベスト映画「もののけ姫」。
ようやく、初の映画館での観賞ができました。
ベタな話ですが、やっぱりでかいスクリーンで観ると印象が違う点も多いもんで、私の中で、アシタカ・サンはじめ、「もののけ姫」の登場人物って、クール寄りが多いと思っていたのですが・・・。
画面の大きさと、没入によるものなのか、今までは気付かなかった、ちょっとした表情や身振り手振りなどの「演技」を発見することができた。
結果としてだが、アシタカの「いい男」ぶりが上がるというものである。
かつ、やるせなさ・暗鬱さ・混沌というか、、、
「狂気」的な印象がより強まった気がしている。
個々人は抗うが、どうしても止められない力・流れがある。
登場人物の存在感と成果が全く一致していない。
結局誰も、望んだ成果は得られていない。
つまり、サンもアシタカもエボシも、誰がいなくとも、神がいない世界が残るという同じ結末だったのではないでしょうか。
避けられない悲劇のクライマックスの一場面を抜き出したような、奇妙な構造の物語。
その魅力に改めて浸かることができました。
あとは、乙事主の
「ん~、帰ってきたぁ!黄泉の国から戦士たちが帰ってきたぞぉ~!」
が大音量で聴けて満足。
またとない機会なので、上映終了までにもう1度行きたいな。
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