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好きなものは好きでいいじゃない

うちの次男はかわいいものが好き。

長男も好きだけど、わが家の子どもたちはかわいいものを好む傾向にある。

そんな次男が、最近好きなのはすみっコぐらし 。あのふわふわした感じとまるっこいフォルムは、大人でもかわいいな~と思うので、好きになるのもまぁわかる。

でも、小学校ではすみっコぐらし を好きだって言わないらしい。

次男「ぼくも好きだよって言ったら、クラスの女の子に『女の子が好きなものなのに?』って言われたから。もう、言わない。」

このセリフを聞いたとき、いろんな意味で愕然とした。

小一でもう、「女の子だから」とか「男の子だから」なんてボーダーラインがあるのかと。それを子どもが言っちゃうのかと。

別に女の子でも男の子でも、すみっコぐらし を好きなら好きでいいじゃないと思う。でも、次男は「すみっコぐらし は女の子が好きなもの」と言われたことによって、ちょっぴり傷ついてしまった。

「男の子なのにすみっコぐらし を好きなのは、変なのかな?」
「女の子みたいって言われるのはやだな」

そんなことを、一瞬でも思ってしまった。
だから、もう小学校では言わないんだと。

もしかしたら、彼なりにプライドが傷ついたのかもしれないし、思うところがあったのかもしれない。でも、だからって好きなものを好きな気持ちを、自分で押し殺してしまうのはちがうなと思って。

「別に、男の子が好きでもいいんだよ」
「すみっこぐらし、かわいいよね。ママも好きだよ」
「好きなものに男の子だから、女の子だからって理由をつける必要はないんだよ」

そんなようなことを話したと思う。
しばらくじっと私の言葉に耳を傾けていた次男は、少しほっとしたように呟いた。

「じゃあ、お家でいっぱいすみっコぐらし の話をするね」

彼なりに、心を守るための手段がそれだというのなら、もうそれでいっか。

小学校で話せない分、お家ですみっコぐらし の話をしよう。

好きな気持ちにふたをしてしまわぬように。
いつか、好きなことは好きだから誰に何を言われても関係ないと、彼が気づけるように。

「好き」を大切にする気持ちをはぐくんでいこう。

そんなわけで、わが家にはすみっコぐらし のぬいぐるみや絵本が増えつつある今日このごろ。私は最近「すみっコぐらし パズルをするんです」というアプリにハマっています。(私も好きになっちゃった)

サポートしていただいた分で創作・執筆活動の幅を広げていきたいと思います。