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中国の170億ドルデフォルト

中国のオンショア債デフォルト

2019年12月3日20:08 JST 更新日 2019年12月4日9:18 JSTの記事です。ブルームバーグによると中国は、11月の初めから少なくとも15件のデフォルトがあり、2018年のオンショア債がデフォルトした年間記録1,219億元という過去指標の幅の中では19年のオンショア債は記録的となると想定している。またそれに近づく方向に増加しシフトしている。なお今年の合計は1,204億元(171億ドル)に押し上げられる試算だ。

ちなみにこれは緩やかなデフォルト増の兆候ではないかと考えている。

ブルームバーグ記事

記事の内容は以下のURLに掲載されています。https://www.bloomberg.com/news/articles/2019-12-03/china-s-17-billion-default-wave-is-about-to-break-a-record

ブルームバーグ記事←記事を見る場合はこちらをクリック

ちなみにデフォルトした債権は、中国の4.4兆ドルのオンショア社債市場の一部に過ぎない。としており、デフォルトが確認できたのはそのうちの1,204億元(171億ドル)であったとの情報にとどまる。

影響を受けると思われる産業

この債務デフォルトで影響を受けるのは以下の事業らしい。

・不動産、鉄鋼、エネルギー業、ソフトウエア開発業

ちなみに返済困難に直面している借り手の種類は、民間企業や地元の国営企業から大学のビジネス部門へと緩やかに拡大している。

注目記事

・Tewoo Groupに関する記事に注目

Tewoo Groupは3億ドルのデフォルトをする可能性が高い。同記事の中盤辺りに記載されている。債務履行の期限はこちら↓

Tewoo Groupは3億ドルのデフォルトをする可能性が高い、同社のオフショア債務管理者を挙げた投資家によると、計画に含まれるノートの1つである12月16日にドルの債券。

S&P Global Ratingsは、今年の中国のオンショアデフォルト率は昨年の0.5%と変わらないと予想しています。

つまりどういうことだってばよ?

要約

この記事を読んだ限りの要約だが中国のオンショア債が今年もデフォルトして、その合計は1,204億元(171億ドル)という試算が出たわけだが、さらにS&P Global Ratings(SPGR)は、0.5%という数字を出しているので、4.4兆ドルのオンショア債のうち、今年の合計は171億ドルデフォルトしたことが確認済ということで、SPGRの言う0.5%の範囲として想定するのなら、SPGRのアナリストは、先ほどのTewoo Groupによる3億ドルのデフォルトも含め、220億ドル程度のデフォルトを想定しているってことでしょう。

4.4兆ドル×0.5%=オンショア債デフォルト額は171億ドル~220億ドルくらいか?

市場への対応

ちなみにソレを超えると想定外ということになるし今後も注視する必要があり、いま中国株持ってる人は、12月から1月にホールドする場合損をするリスクが高いのでは?ということが想定できるだろう。ちなみに筆者は、中国株を持ってないので、ガチで円をホールドしキャッシュポジションを高めたいと考えている。

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