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「明日を支える力:認知症と向き合う家族の方へ」"Strength for Tomorrow: A Message to Families Facing Dementia"

認知症の家族と笑って過ごす!介護のリアルを赤裸々に語る!


あなたの家族に認知症の方はいますか?

「あれ?さっき言ったこと忘れてない?」

「なんでそんなところに財布を置くの?」

「何度も同じこと聞いてくる!」

日常生活の中で、そんな小さなイライラが積み重なって、つい声を荒げてしまうことってありませんか?

私も同じです。祖母が認知症と診断された時、
正直、不安と恐怖でいっぱいになりました。

「これからどうなるの?」

「介護なんて、私には無理…」

でも、実際に介護を始めてみると、想像以上に
大変なことももちろんあったけれど、同時に、

「あれ?こんなに笑えるんだ!」

という発見もたくさんありました。

「認知症」=「暗い」「悲しい」

そんなイメージを持っている人も多いかもしれませんが、認知症の家族と過ごす日々は、
実はユーモアと愛情に満ち溢れているんです。

今日は、そんな認知症介護のリアルを、赤裸々に語りたいと思います!


1. 怒りよりも笑いを!笑顔が最高の特効薬!

認知症の家族は、同じことを何度も繰り返したり、約束を忘れてしまったりすることがあります。

最初はイライラしてしまうこともありますが、

「怒っても何も解決しない!」

と気づいてからは、

「今日も面白いこと言ってくれるかな?」

と、笑って受け止められるようになりました。

例えば、祖母はよく玄関で立ち尽くし、

「あれ?どこに行こうとしてたんだっけ?」

と迷子になることがあります。

そんな時は、

「もしかして、宇宙旅行に行くつもりだったの?」

と冗談を言うと、祖母も笑顔で

「あら、そうだったかしら?じゃあ、私も連れてって!」

と、一緒に笑ってくれます。

怒りよりも笑いを選ぶこと。

これが、認知症介護で一番大切なポイントだと私は思います。

2. 認知症は「病気」ではなく「個性」!?

認知症になると、記憶力や判断力が低下します。

でも、それは「病気」ではなく、
「個性」だと考えることもできます。

例えば、祖母はよく道に迷いますが、

「迷子になること」

それが祖母の魅力の一つだと今では思っています。

道に迷ったおかげで、

「こんな素敵な場所があったんだ!」

と、新しい発見をすることもたくさんあります。

認知症の症状を「悪いこと」と捉えるのではなく、

「新しい可能性」

と捉えてみる。

そうすることで、介護の負担も軽くなります。

3. 家族みんなで力を合わせて!

認知症介護は、一人で抱え込もうとすると、どうしても辛くなってしまいます。

家族みんなで協力すること

これが、長期戦を乗り越えるための秘訣です。

我が家では、父と母が介護のメインを担当していますが、私もできる限り家事や買い物などを手伝っています。

また、地域包括支援センターや介護サービスを利用することで、負担を軽減することができます。

認知症は家族だけの問題ではありません。

周囲の人たちの理解とサポートがあれば、

「認知症と共に生きる」

ことができるんです。

認知症の家族へのサービス

認知症の家族を支えるために、さまざまなサービスが利用できます。
ここでは、主なサービスについて詳しく説明します。

1)介護保険サービス

介護保険は、65歳以上の高齢者や40歳以上65歳未満で特定疾患の方で、日常生活に介護が必要となった場合に、費用の一部を負担してくれる制度です。認知症の方も利用できます。

主な介護保険サービス

  • 訪問介護:介護職員が自宅に訪問し、入浴や食事、排泄などの日常生活介助や家事援助を行います。

  • 通所介護(デイサービス):日中に介護施設に通い、入浴や食事、リハビリなどのサービスを受けられます。

  • 短期入所生活介護(ショートステイ):短期間介護施設に入所し、介護を受けられます。

  • グループホーム:少人数のグループで共同生活を送り、介護を受けられます。

  • 特別養護老人ホーム:介護度の高い方を対象とした施設です。

2) 地域包括支援センター

地域包括支援センターは、高齢者やその家族が、介護や福祉に関するさまざまな相談を受けられる窓口です。認知症に関する相談も受けられます。

主なサービス内容

  • 認知症に関する相談

  • 介護保険サービスの申請手続き

  • 介護サービス事業所の紹介

  • 認知症カフェなどの地域活動の情報提供

3)認知症カフェ
認知症カフェ
は、認知症の人と家族、地域住民などが集い、情報交換やレクリエーションを通して交流できる場です。

利用目的

  • 情報収集:認知症に関する情報や地域での支援サービスについて知ることができます。

  • 交流:同じ悩みを抱える家族と交流することで、孤立感を解消し、互いに支え合うことができます。

  • リフレッシュ:日常生活から離れて、楽しい時間を過ごすことで、気分転換になります。

  • 認知症への理解を深める:地域住民が認知症について理解を深めることで、認知症の人への理解や、地域での支え合いを促進することができます。

利用方法

  • 開催場所:地域によって異なりますが、多くの場合、公民館や福祉施設で開催されます。

  • 開催日時:月1回程度開催されることが多いです。

  • 参加費:無料または100円~500円程度です。

  • 事前予約:不要な場合が多いですが、事前に確認することをおすすめします。

具体的な例

Aさんは、70代の母親が認知症と診断されました。Aさんは母親の介護に奮闘しており、孤立感を感じていました。
そこで、認知症カフェに参加してみたところ、同じ悩みを抱える家族と出会い、互いに励まし合い、情報交換することができました。
また、専門家の話を聞いて、今後の介護についてヒントを得ることができました。

Bさんは、地域住民として認知症カフェに参加しました。
認知症について理解を深めることで、認知症の人への接し方や、地域での支え合いの大切さを知ることができました。

認知症カフェは、認知症の人と家族、そして地域住民にとって、

「支え合い」「学び合い」「共に生きる」ための場として、重要な役割を果たしています。

認知症について理解を深め、

地域で支え合う社会を作るために、

ぜひ認知症カフェに積極的に参加してみましょう。

4)オンラインコミュニティ

認知症のオンラインコミュニティは、認知症の人や家族、介護者などが情報交換や交流を行うためのオンライン上の場です。

近年、認知症の人や家族が増加していることに伴い、オンラインコミュニティも増えてきており、様々な特徴を持つコミュニティがあります。

オンラインコミュニティの種類

オンラインコミュニティには、大きく分けて以下の3種類があります。

  • SNSグループ: FacebookやLINEなどのSNSを利用したグループです。手軽に参加でき、情報共有や交流が活発に行われています。

  • 掲示板形式のコミュニティ: 専用の掲示板で情報交換や質問回答を行う形式です。過去の情報も検索しやすいため、後から参加する人にも役立ちます。

  • 会員制のコミュニティ: 会員登録が必要なコミュニティです。専門家による情報提供や、オンラインイベント開催など、より充実したサービスを提供している場合があります。

オンラインコミュニティのメリット

オンラインコミュニティに参加することで、以下のようなメリットを得ることができます。

  • 情報収集: 認知症に関する最新情報や、介護のノウハウなどを得ることができます。

  • 悩み相談: 同じ悩みを抱える人々と交流し、互いに励まし合い、解決策を見つけることができます。

  • 孤独感の解消: 同じ境遇の人々と繋がり、孤独感を解消することができます。

  • 専門家への相談: 専門家による相談会や講演会などが開催されているコミュニティもあります。

オンラインコミュニティの選び方

オンラインコミュニティを選ぶ際には、以下のポイントを参考にしてください。

  • 目的: 情報収集、悩み相談、交流など、自分がコミュニティに参加する目的を明確にしましょう。

  • 規模: 参加人数が多いコミュニティは情報量が多いですが、交流が活発でないこともあります。

  • 雰囲気: 実際に参加してみて、自分に合った雰囲気かどうかを確認しましょう。

  • 運営者: 信頼できる運営者かどうかを確認しましょう。

おすすめのオンラインコミュニティ

以下に、おすすめのオンラインコミュニティをいくつか紹介します。

その他

オンラインコミュニティに参加する際には、個人情報の保護に注意しましょう。
また、誹謗中傷など、他の参加者に迷惑をかけるような行為は控えましょう。

認知症は、本人だけでなく家族や介護者にとっても大きな負担となる病気です。
オンラインコミュニティは、そのような人々にとって、情報収集や交流の場として非常に役立ちます。
ぜひ、自分に合ったオンラインコミュニティを見つけて、積極的に活用してください。

4. その他のサービス

  • 認知症専門医療機関:認知症の診断や治療を受けられます。

  • 認知症ケアマネージャー:介護保険サービスの利用計画作成やサービス事業所との連絡調整を行います。

  • 成年後見制度:判断能力が不十分となった方の財産管理や身上監護を行う制度です。

サービス利用のポイント

  • さまざまなサービスを組み合わせて利用することで、より効果的な支援を受けられます。

  • サービスを利用する前に、内容や費用をよく理解しておきましょう。

  • 介護サービス事業所は、複数の事業所を比較検討して選ぶことをおすすめします。

認知症と向き合うのは決して簡単ではありません。

しかし、これらのサービスを利用することで、
家族の負担を軽減し、

大切な人と笑顔で過ごす時間を増やすことができます。

一人で抱え込まず、積極的に支援を受けましょう。

認知症の家族と過ごす日々は、困難なことも沢山ありますが、笑顔と感動もあります。

参考文献

その他、SNSで健康情報発信しているので、ぜひチェックお願いします🙇


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