ナマケモノの日曜日

仕事に行きたくない人のひとりごと。

3連休が2回続いたので
大人の特権を使って
9日間の夏休みをとった。

この9日間、ずっとすっぴんで
犬と一緒に昼寝をして
美味しいものを沢山食べて
嫌な気持ちになるミステリーを2冊読んだ。

私が子どもの頃に接した大人たちは
ビシッとスーツを着こなして
朝から晩までバリバリ働いて
家でキンキンに冷えたビールを飲んでいた。
土日も8時くらいには起きて
イオンやららぽーとなんかに出かけて
時には釣りやハイキングも楽しんでいた。

でもあれは選ばれし者の人生だった。

仕事は後回しにしてしまうことも多いし
とりあえず眉毛だけ描いて
出社することもある。
平日に酒なんて飲んだら翌日に響く。
土日は泥のように眠って
起きたらもう夜だったりする。

どちらかというと
私はやりたい仕事をしているほうだと思う。
周囲の環境にも恵まれているし
お給料だって普通のOLくらいは貰えている。
もう少しあればもちろん嬉しいけど。

だけど明日から働かなくていいと言われたら
秒速で辞める。絶対に働かない。

宝くじが当たったら〜
石油王と結婚したら〜
何百回も想像した。

朝起きたら会社潰れてないかな？
電車止まって休みにならないかな？
何万回も願って眠った。

子どもの頃憧れていた大人たちにも
こんな夜があったんだろうか。

テレビでニコニコしているあの有名人にも
こんな夜があるんだろうか。

サザエさん症候群なんて言葉があるけれど
私レベルのナマケモノになると
土曜6時の名探偵コナンくらいから病む。

日曜の夜は
“早く寝なきゃ”と
“まだ寝たくない”をいったりきたり。

そんなことを思っていると
また日曜の深夜になってしまった。

こんな時間まで起きている皆さん、同志です。

ナマケモノはナマケモノなりに
1週間を乗り切るしかない。

さよなら、26歳の夏休み。