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今のうちに「いわゆるママチャリ」について書いておく

森元首相の発言をめぐるニュースを見ながら、世の多くの人が使っている「ママチャリ」という言葉はどうなんだろうと少し考えてしまいました。

(自転車業界関係者を除いて)誰もが当たり前に使っている言葉ではあるけれども、”ママが使うような実用的な自転車”というニュアンスは明らかな訳で、いずれは「お母さん食堂」と同じ様に世間から修正の要請が来るんだろうなと思います。

一応自転車業界的には「ママチャリ」という言葉は自転車に対する蔑称というのかネガティブな表現の一つとして受け取られることが多い表現です。
メーカー的には世間への言葉の浸透具合からやむなく使う場合もありますが、それでも「〇〇いわゆるママチャリ」といった表現に留めています。
※〇〇には本来の種別名称が入ります。


軽快車、シティサイクル、実用車etc...といった具合に各自転車を指す名称というのは存在します。存在はしますが、知らない人のほうが間違いなく多いでしょうね。
そもそも「ママチャリ」という言葉は実用用途に向けた自転車に対する総称みたいなもので便利で使いやすいんでしょうし、だからこそここまで広がって定着してるわけだし。

メーカーは軽快車等のきちんとした名称を使うと思いますが、実際どうなんでしょう?肌感覚で書いているのでなんとも言えません。
書きながら「ママチャリグランプリ」なんてイベントを思い出してしまいました。あれは自転車系企業が主催していたイベントです。そいうのも有るぐらいなので、業界内でも温度差がある事柄と思われます。

今後のリスクヘッジを考えれば脱「ママチャリ」が妥当でしょう。「ママチャリ」に代わって定着するような言葉を今のうちに考えておきましょうかね。


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