最近、考えていたこと
眠りにつく前に一人反省会を開いていては落ち込んでいる繊細な人のもとに、いつか自分自身を認められる夜が訪れますように。好きな人の好きな人の好きな人のしあわせまで願ってしまう人がどうか疲れてしまいませんように。言葉にされることのない目には見えない貴方のやさしさがいつか誰かに届きますように。
自分に絶望しても、どうか自分を責めないでほしい、と心から思う。きっとみんなそんなものだから。自分に対する絶望に気づいているあなたは繊細で、気づいていない人は生きるのが上手なだけだと思う。でも、生きるの、上手になってもいいことなんてそんなにないとも思う。繊細さを手放さないこと、手放せないことはきっと美しいことです。きらきらした儚さを持っているということです。わたしはそう思います。
心を殺さなきゃやっていけないことをやっていける人の強さを、あなたは手にする必要がないと思います。憧れてもいいけれど、決していいものじゃないと思う。繊細さや真面目さ、は誰かを苛立たせることもあると思う。きっとある。でもとても美しくてすてきなものだと思う。失わないでいいものです。それは。
わたしは、朝に強い人、早起きが得意な人に憧れるし、すてきだなと思う。でも、自分と似て、朝に弱い人が好き。だから、どっちがいいとかじゃない。どんな人のどんな部分も愛せるようになることができたら最強なんじゃないかな。最強というか最弱というか。強くない人にしかみえない世界もあるよ。
今日も、あの子から届けられる、根拠のない大丈夫はやさしさからできていて、その根拠のない大丈夫という言葉に救われている。そういう些細な言葉の裏にある気持ちに、思いを馳せていたいと思う。それは強くなってしまったら、きっとむずかしいこと。だからね、少なくとも今は、わたしは変わらず、わたしのままで居ようと思う。貴方も貴方の繊細さを手放さないままで、どうかそのままでいてね。
おやすみなさい。また夢と夢の狭間で。
2024.11.20 儚衣