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ほろよい読書



yuzuです


最近、ちまちま読んでいた本
ほろよい読書
久しぶりに本屋さんで
本を手に取って心惹かれました

今はちょびっと時間を作るのが精一杯
アンソロジーはそんな時にぴったり

※アンソロジー※

アンソロジー(anthology)とは、
一般的には、複数の作家が
特定の題目(テーマ)で
手掛けた作品をまとめた
「選集」のこと。
あるいは、同一作者の作品群から
特定の基準で選りすぐった
作品集のこと。

アンソロジーの語源はギリシア語の
「アントロギア」(anthologia)である。
anthos + logia という構成の語彙で、
そのまま英語に置き換えると
「flower collection」つまり
「花束」を指す意味となる。

古代ギリシアにおける
アントロギア(anthologia)は、
もっぱら「詩集」を指す語であったが、
現代では短歌や短編小説、
マンガ作品などの選集も
アンソロジーと呼ばれている。

マンガの分野で
「アンソロジー」
(コミックアンソロジー)といえば、
既存の作品の二次創作と
位置づけられる作品を集めた
短編集を指す場合が多い。
なお同人誌の界隈では
普通これを「合同誌」と呼ぶ。
二次創作ではなく
特定のお題を扱った作品集を
アンソロジーと呼ぶこともある。
webにて


花束って素敵な表現ですね𓆸ᐝ

読書好きからすると
いろんな作家さんの力作が
ぎゅっと詰まったアンソロジーは
まさに花束を貰った気持ちになります◌

そして知らなかった作家さんの本に
興味が湧くことになったりもします
(新しい扉を開く時……!)


今回買った、〝ほろよい読書〟の
わたし的お勧め作を紹介したいと思います!


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一瞬で心惹かれました



ほろよい読書、というくらいなので
全てお酒にまつわる話ばかりです𓆲⸝⋆ ☽


5つ作品がありますが
正直、全部良かったです!

でも
特に!特に好きだったものを
ふたつ紹介しようと思います𓋜
あまりネタバレしない程度に…
慎重に……慎重に……笑


個人的にすごく好きだったのは
初恋ソーダ𓈒𓂂

坂井希久子さんの作品です

今まで坂井さんの本を読んだことが
なかったので読んでみたくなりました◎


このお話の1番オイシイところといえば
果実酒!

私も果実酒大好きです

今まで梅、杏子くらいしか
漬けたことがなかったので
本を読んで色々と漬けたくなりました
(いい意味で影響されやすい)

最近好きでみている
YouTuberのfutabaさんが
漬けていらっしゃる
果実酒がとっても美味しいそうで……


お引越しの際、瓶を運ぶのは
大変そうなのでお引越しをしてから
漬けようと思います


今まで、我慢ができなくて
出来上がったら
すぐ飲んでしまっていたのだけれど
今度からは2年もの、とか
熟成させていくのもやってみたいなぁ
と思います( ॑˘ ॑  ) ⁾⁾

ここまで考えてくると次は
お酒を掬う用のレードルが欲しくなります


カンロレードルって言うらしいです
もう少し茶色味を帯びていてもいいな



そして味見をするのにも使えて
少しだけチビチビ飲みたい時にも使える
そんなグラスも欲しくなります


もう少し持ち手が長いものがいいな



氷をひとつ入れてカンロレードルで
いっぱいだけ注いで飲むくらいの量


夢が膨らみますね〜〜


果実酒が基盤で
その上に人間関係が描かれる
この初恋ソーダ

甘い深い果実酒と
割り物(混ぜ物)のソーダ
それを人に喩えた上手い話が
個人的にとっても好きでした

この物語から言葉を借りると
しゅわしゅわ弾ける清涼感はただの混ぜ物で
初恋の味なんて弾けるほど遠い記憶
数年前の人のことすらも
大体は忘れている

家庭を持つことが
女の人生の全てではないのです

ひとりで楽しむためのお酒を仕込んだり
映画を観たり
決してそれは惨めなものなんかじゃない

甘いだけじゃないけれど
月日が経つほどに
美味しくなるものがあることを
今の私は知っている

※私の言葉も混じっております※


私も苺や林檎の果実酒もつけてみよう
お酒もいつものホワイトリカーじゃなく
色々使ってみたりして

いつか髪の毛が白くなる頃には
果実酒作りの達人になれていたら
夫と楽しく晩酌できるかな
そうなれるといいな
楽しみだな



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ふたつめは
ショコラと秘密は彼女に香る
です✽

織守きょうや(おりがみ きょうや)作
この字で〝おりがみ〟って読むのが
すでに好きです
センスあるなぁ、と思いながら
書店でも名前を見ました


この方の作品もはじめましてで
ワクワクしながら読みました𖠚


ほろよい読書(本書)
というと、お酒
お酒、イコール、飲む物
として書かれている作品が多い中
この作品はお菓子作りに使われる
お酒の類のお話でした

まず出てきたのが
チョコレートボンボン

アルコールが入っているお菓子の中でも
とってもスタンダードなもの

苦手だったんですが
1日ひとつなら食べたい!と言う時が
たまーにあるようになりました
※余談になりますが今年の
saron de chocolatのテーマが
リカーだったからかバレンタインの
チョコレートにはお酒が使われたものが
大半を占めていましたね!


私的にはチョコレートボンボン
という言い方は馴染みがないので
不思議な感覚でした
でもなんかお酒は入っているけれど
可愛らしい名前ですよね

ボンボンとは、
元来一口サイズの砂糖菓子を指すが、
そこから派生して一口サイズの
チョコレートを指すようになった。
webより


なるほど〜〜〜〜



この物語は
ふたつの物語が同時に進んでいることに
最後まで気づけなかった
単純にお酒等、関係なくお話の構成が
面白い、そんな物語でした

その中に仕込まれる美しい表現
気温や香りも活字を通して
感じることができるような、


そして私の好きなお菓子、というジャンル

アルコールを使用したお菓子は
たっくさんあるけれど
日本人はあまり好きじゃないイメージです

なので本場で学んで帰ってきても
本格的なものを作るわけではなく
日本人ウケする、日本人の舌に合わせた
お菓子に変身することが多いです𐂂ꜝ

私も漏れなく日本人なので
そのお菓子もとっても美味しいと思いますし
食べるのですが、やっぱり
あの味が食べたい〜〜となることも屢々

なので作中にサヴァランが出てきた時は
口の中にジュワーと味が滲み出てきた
気持ちになりました
(実際に滲み出ていたのは唾液です)


ブリオッシュ生地にラム酒がたっぷりと
染み込んだお菓子です



うわぁ〜堪らない!
となりました:;(∩´﹏`∩);:♡


ショコラと秘密は彼女に香る
このタイトルこそ
全てを物語っているのですが
このタイトルも秀逸ですよね
心をがっしり掴んで離さない、
そんなタイトル


物語の中身は話し過ぎると
ネタバレが激しくなりそうなので
この辺で( ⚆ ⚆ )



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他の作品も
お酒にまつわるお話です( ¨̮ )

まず、お酒好きの方は
絶対読んでるだけで心地よい本なのでは?
と思います

お酒好きではない人も
お酒が弱くてそんなに飲めないという人も
読んでるだけで気分がほろよう
そんな本でもあります



サクッと読めるので
ご興味のある方は是非𓂃



それでは、また





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追伸

最近私が知った美味しいカクテルは
こちら


ダブルカルチャードです

ビール:5
カルピス:1
で割るだけです◎

私はビールが苦手なので毎回
シャンディガフを飲んでいたのですが
このダブルカルチャード
とっっても美味しいです!☺︎
おすすめです♡




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