甘いカレー

何年ぶりか思い出せないくらい久しぶりに、レトルトカレーを食べた。

スーパーの片隅で、100円の商品が集められたワゴンに、一箱だけあったレトルトカレー。子ども時代に慣れ親しんだブランドの商品で、偶然にも、私の好きな甘口。

鍋でお湯を沸かし、その中でカレーを温めている間に、冷凍保存したご飯を電子レンジで温める。

カレーをご飯にかけようとした時、レトルトパックを、箱ごと電子レンジで温められるように進化したことを知った。
（注：加熱方法は、メーカー・ブランドによって異なる可能性あり）

たぶん、レトルトカレーをどのように温めるかにも、年代が表れるということだろうなぁ。
（年代を隠す気はないので、いいけれど）

普段作るカレーよりも甘い味に、懐かしさを覚えた。

レトルトカレーは、寝込みがちだった頃や外で働き始めた頃の母にも、幼かった私にも、簡単に食事の用意ができる救世主だった。

「これ考えた人、すごい！」と、本気で思っていた。

それが、さらに簡単に早く作れるように進化しているとは、関係者の皆さんに敬意しかない。

保存食にもなるし、たまには買い置きしておこう。