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発達障害の当事者として思うこと

こんばんは。ハンディキャップイラストレーターのゆんかです。

ツイッターで書いたことをまとめました。

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(個人の意見です)
私のような発達(学習)障害が確定診断よりも、グレーゾーンの人の方が生きづらいんじゃないかな…ってぼんやり思った。

確定診断がつくと「どうやってもできない」から当てにされないし頼られない。
周りも「この人には無理」って線引きする。

けどグレーゾーンだと体調の良し悪しでできたりできなかったりと影響が出やすいイメージ。
「昨日はできたのに今日はミスばかり。怠けてるの?」って決めつけられそう。

グレーゾーンだと周りも「障害者と健常者の中間=努力と集中をすればパフォーマンスが上がってできるはず=できないのは本人が逃げてズルしてるからだ」と考えてそうだと思った。
「体調不良気味の健常者」としてシフトや仕事を組まれやすい気がする。

特に真面目で役に立とうとするグレーゾーンの人は、頑張るぞと意気込んでせっせと動くけどやっぱり特性から失敗をしてしまう。
そこではっきり叱られたり冷たい態度を取られやすく、焦ってどんどん失敗する…。

私の場合だけど確定診断だからそもそもできないこと苦手なことは頼まれない。
「あなたはこれをやる。それはやらない。ここまでできたら報告して」とカチッとタスクが組まれてる。

予想外の出来事の時に「ゆんかさん以外が対応する」と決められてる。失敗する率が高く、それが負担になり病むから。

それにグレーゾーンだと仕事先に言わない人も多そうだと思った。
障害者として最低賃金で働くより努力して擬態すればクローズで少し多くお金がもらえる。
障害年金をもらえないだろうし、それに勉強に難がなければ資格も持ってることが多い。

有資格者でグレーゾーンだとクローズで毎日必死に擬態して高めの給料をもらおうと思うだろうし、でも擬態に疲れたり天気や家のことで落ち込むとミスを連発する。周りからの反感も買いやすい。

一生懸命努力することが当然の中で、弱音も吐けない、福祉の支援もない、障害年金もないってつらい。

ツイッターをやってて感じたことをまとめてみました。
じゃあ確定診断は楽かと言うとそれはまた違う話になるので、伝えたかったのはグレーゾーンって発達障害のイージーモードじゃないよ…ということです。
文章って難しい…!


(note追記)
それにクローズだと手帳を持ってても適応されないか取得してない場合もある問題が失業保険。
障害者手帳があれば勤続1年以上で失業保険の日数が多くなる。
クローズ(手帳なし)だと勤続1年で辞めたらほぼ失業保険は貰えない。健常者と同じ日数の枠に入る。

でも辞める原因が発達特性に起因してることが多いしミスが多くて人間関係に亀裂が入り辞めるパターンも多いから、健常者より仕事が続かない。

発達特性で躓いて嫌われて二次障害としてうつ病や適応障害を発症するケースもツイッターでよく見かける。
そうなると辞めた時は障害者手帳が無くて、申請に3ヶ月かかった頃には失業保険が1回分出て終わりになることもある。

傷病手当を上手く使える人は、会社側に意見を言えるある種の逞しさがある人で、自身の発達障害グレーゾーンが原因で迷惑かけたからこれ以上会社に迷惑を掛けられない…と傷病手当をもらわず離職する人も居ると思う。

そこは健常者→うつ病/適応障害
より
発達障害グレーゾーン→二次障害
の方が自分を責めてしまうだろうな…と想像した。

全然見当違い…ってことは無いと思う。
少なくともグレーゾーンだから軽度でミスも可愛いものだ、なんてことは無い。
本人は「無理すればきちんとできている自分を知っている分、リラックスしたり気が抜けたり緊張の度が超えてしまうと大変なミスをする自分に苦しむ」んだろうな…と。

繰り返しになるけどグレーゾーンはイージーモードでは無い。
これだけは本当に伝わってほしい。

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