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「書くネタが浮かばない」という方は「自動的にネタを貯めるしくみ」を作ってみてはいかが?

以前、「書くことがないときにどうすべきか」という話について書いたことがあります。

【44】「書くことがない」を解決する

端的に言えば、書くことがないのは調査不足が主要因、という話なので、まずは文献をあたる、取材をする、という話を詳しく書いています。

というのも、ライティングは「何かしらの事物」に対して、「どう考えたか」「どう感じたか」を文章として表現する創作活動の一つであり、材料がなければ主張もできず、したがって、書くことが不可能だからです。

したがって、ライターの仕事は「情報収集」と「執筆」の2つの活動を両立していくことが重要になります。


ところが往々にして「執筆しなければならない」忙しいときに限って、情報収集も同時にやらねばならず、追い込まれてしまうライターさんも多いのではないでしょうか。

だいたいの仕事は短納期なので、クライアントの依頼を受けてから調査をして、執筆をして……となると、睡眠時間を削るしかない、ということも。

ああ、なんで普段から情報収集に励んでおかなかったのか……と後悔するのはそんなときでしょう。


もちろん、私も例外ではありませんでした。

したがって、ブログの毎日更新を目指したり、ライティングの本数が増えたりしたときには、真っ先に情報収集を効率化が課題になります。


理想的には、「書くときにネタを考える」のではなく、日常生活の一部にネタ収集が組み込まれているのが良いと考えました。

そして、いざ執筆テーマが決まったときに、まずそのデータベースを照会すれば「ネタ」と「自分の思ったこと」が出てくる状態がベストです。


そこで利用したのが、一昔前に流行ったライフハックである、「自動的にネタが収集される仕組み」でした。

これは今でも十分通用するやり方ですので、今回は、「自動的にネタを貯める仕組み」について、私がルールとしている7つのことと、具体例、ツールについて書いていきたいと思います。


ルール1.ネタを貯める場所は1箇所にする

まず大原則からです。
ネタを貯める場所は1箇所とする

これは非常に重要なことです。

例えば紙のメモを持ち歩きながら、スマホにもメモを取り、PCにも情報が……と、分散して情報を貯めていくのはおすすめできません。

「ここを見れば、自分が読んで、見て、聞いて、考えたことが全部残っている」というだけで、情報を取り出すときの手間が全く違うので、ネタを貯める場所はいつも同じにしてください。


もっとも「後日、情報を整理するのが楽しい」という方には、特に申し上げることはありません。

私はものぐさなので、最初から一か所にまとめているだけなのです……。


ルール2.いつも持ち歩いているものに情報を貯める

そうなると、ネタを貯める場所はある程度限られてきます。

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