【26】5分で、何をすべきか具体的にわかる。初学者向けマーケティング講座。
前職、コンサルタントをやっていた時には、実に様々な業務に関わった。
品質管理、人事、購買、営業、情報セキュリティ、会計、教育訓練……
だが、振り返ったとき、いままで最も役立っている、といい切れる知識とスキルは、間違いなく「マーケティング」だ。
マーケティングは、業務で役立つばかりではない。
実際、市場が大きな力を持つ、資本主義社会で生きていく上で、もはや必須の教養と言っても良いくらいの代物だと私は考えている。
*
とはいえ、まだ駆け出しだった頃の私に「マーケティング」は敷居が高かった。
4Pや3Cなどのフレームワーク
コトラーのマーケティング・コンセプト
マーシャル・マクルーハンのメディア論
ワン・トゥ・ワンマーケティング
デジタルマーケティング
ダイレクトマーケティング……
そこかしこに「権威」や「コンサルタント」やら、マーケティングで飯を食っている人々は大勢おり、何が正しいのか、よくわからない上、やたらと小難しい言葉が次々出てくる。
「マーケティング」の全体像を掴むことが私にはエラい難しい事のように感じた。
ところがそれを、当時の上司に相談したところ、
「いやいや、そもそも、マーケティングは全く難しくない。難しく言うやつは、逆に、全くマーケティングを理解していないということだ。」
という言葉をもらった。
とはいえ、それだけで私は納得できなかった。
マーケティングというと、アカデミックな理論か、企業やマーケコンサルタントのの成功物語ばかりで、体系的に全体を俯瞰できるものがないと思っていたからだ。
すると彼は「これを読め。」と、一冊の本を紹介してくれた。
結論から言うと、その本は、マーケティングのイロハも知らない私に、
大きな指針を与えてくれた。
その指針に従えば、マスメディアだろうと、webのオウンドメディアだろうと、メールDMだろうと、マーケティングオートメーションだろうと、オウンドメディアだろうと、どのようにそれを活用すればよいのかわかる。
今必要かどうかも判断がつく。どのようにそれを活用すればよいのかもわかる。つまりマーケティングの「全体像を把握」することができたのだった。
その本は
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生成AI時代の「ライターとマーケティング」の、実践的教科書
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