生きて、いくまでのはなし。1

「生きて、いくまでのはなし。」1





今世がつらくて、


生きたい人と
逝きたい人に聞いて欲しい。

きえたいけど いきたい想い、
いっしょに。共有したい。



自分は、

35歳まで生きられない体だ。


いま29歳。

あと6年。


それは余命だとか
そういうドラマチックな
あれじゃない。

「生きていけない」

「生きられない」

「はやくしななきゃ」

ことある事に自分の全細胞が言う。

人と上手く、喋れなかった
おなじ失敗を繰り返す
また人の擬態(フリ)がうまくいかなかった


そんなとき
脳内で永遠にこう、言われ続けるから。




「しぬべきだ」





35歳で区切りをつけたいのは

自分の中身がいよいよ
年齢に追いつけなくなると
感じているから。

「35歳・いい大人・妙齢の女性」

このいずれもの概念に
かすることのない生物に
なると思うから。

35を待つ前に
もう常にいきたくなっちゃってるんだけども。

いつも同世代や世間での「女性」
定義とのズレを感じて
焦るごとに
さらにズレを深めて、ふつうから遠ざかる。

みんなが楽しそうに生きてるのが、
自分には異端に見えるのに、
自分が異端なのもわかってる。

ということはみんな異端なのかな。
「ふつうのひと」ってなんなんだろうな。

年々歳を重ねるごとに
どんどん年齢に追いつかなくなる
心の中身の内容。
頭のなかが多動でうるさくて
疲れからイライラして人に腹を立てやすく、
失敗しすぎるから、責任転嫁するくせのぬけない幼子のまま。
いつもだれかに憤っているから疲労困憊で
ふつうを、演じる体と心がもたなくなってきた。
生まれつき異端な人狼なの隠してきて、(たぶん)バレなかったんだけどなあ。

加えて体の中身も追いつかなくなってきたわけでして。
足腰膝は痛いし、肌のハリも減って、昼寝でついた布団のシワが肌に刻まれ続ける。
外に出ると息切れするし、動悸もする。
外に2時間といられない。外にいきたくない。

その事実たちは加速させて「し」に追いやる。

外に出ることは、自分にとってメリットがない

人と話さなきゃいけないし、

「えがお」っていうなんか
馴染みのない コスプレつけなきゃいけない。

とても口端があがって楽しそう?なお面だ。

外は楽しくないのに笑わなきゃいけないの?
外の世界で勝手に笑えてるほうがとち狂ってるようにみえますよ、わしゃあ。

おまけに
すれ違う人全員にわたしはふつうの人ですよ、ふつうなので吊らないでください、ふつうですから・・・とアピールしなきゃいけない。

あーたるい。

そんな調子で29年 いきてきちゃったもんだから
この世に関する興味関心と愛と勇気が取り除かれた、自分を取り繕ったために、取り去られた
冷めた、つめたいしんだ目をした自分。

きっと6歳児くらいでずっと、とまってる。

異端で、6歳児なのがばれないよう、
「やさしい」「あかるい」「オンナ」
を取り繕ったごてごてのコスプレ衣装を着たキャラクター(人格)たち。

自分に似合わない違和感もおまけに着て。



今世の自分の体から
何重ものコスプレ装備をする、
しなきゃいきられない自分をはぎ取りって、
はやく、はやく おわりにしたい。



何重ものコスプレ服のしたは、
何も無いからさ、それがばれる前に
消えなきゃいけないんだ。



来世は、

どうかいくときは

何ももちあわせていないからさ。

来世にあげられるものは
この世界へのうらみと、
自分へののろいくらいしかないからさ。

来世にいくまえに

転生する魂がなくなるくらい

こまかくなって、全て 綺麗に




きえたい。





2へつづく..*