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読書感想:世界の「頭のいい人」がやっていることを1冊にまとめてみた

1.概要

1-1.本の情報

  • 題名:世界の「頭のいい人」がやっていることを1冊にまとめてみた

  • 著者:中野信子

  • 発行:株式会社アスコム

1-2.内容

東大の大学院で医学博士号を取得した後、私はフランス国立研究所にポスドク(博士課程修了の研究者)として勤務し、世界中のたくさんの「頭のいい人」の姿を見ることができました。(中略)
このような経験を経てきて、強く思ったことがあります。それは、逆境も自部の味方にして、したたかに生き抜いていくのが、「世界で通用する、本当に賢い人の要件」だということ。(中略)
「世界で通用する頭のいい人」がやってきたことが、脳のメカニズムから見ても理にかなっていることをお伝えしたいと思います。(本書より)

目次
CHAPTER01 世界の「頭のいい人」はどんな人か?
CHAPTER02 世界の「頭のいい人」が心がけていること
CHAPTER03 世界の「頭のいい人」のスケジュールの立て方
CHAPTER04 世界の「頭のいい人」の自己分析と自己改良
CHAPTER05 世界の「頭のいい人」に近づくために

1-3.著者について

中野信子
1975年、東京都生まれ。脳科学者、医学博士、認知科学者。東京大学工学部応用化学科卒業。同大学院医学系研究科脳神経医学選考博士課程修了。フランス国立研究所ニューロスピンに白紙研究員として勤務後、帰国。脳や心理学をテーマに研究や執筆の活動を精力的に行う。科学の視点から人間社会で起こりうる現象及び人物を読み解く語り口に定評がある。現在、東日本国際大学特任教授、京都芸術大学客員教授。著書に『脳はなんで気持ちいいことをやめられないの?』『人は、なぜ他人を許せないのか?』(アスコム)、『サイコパス』(文藝春秋)、『空気を読む脳』『ペルソナ 脳に潜む闇』(講談社)、『キレる!』『「嫌いっ!」の運用』(小学館)など多数。また、テレビコメンテーターとしても活躍中。(表紙より)

2.感想 ※微ネタバレ注意

  • 読書好きな祖父から、読み終わった本として頂いた。祖父は、中野さんのファンであるため、よく中野さんの本を頂く。私も、脳科学や心理学に興味があるため、私も本を頂けて嬉しい。

  • 内容はタイトル通り、脳科学の観点と中野さんの見識から、頭のいい人が行っている習慣について書いた本だ。「習慣」について書いているため、特別な行動を起こすものではなく、日常のちょっとした出来事に対する考え方が書いてある。取り入れやすく、実践しやすい。気になる習慣を実践してみる。そして、忘れかけた頃に読むことを繰り返し、習慣を定着させる。

  • 気持ちの良い会話をするために「アサーティブ(相手を責めもしなければ、自分を卑屈にすることもない)」な態度をとることが、書いてあった。中立な態度は「アサーティブ」と呼ばれることを初めて知った。自分の意見を伝えられるようになる。

  • 「人間関係」と「頭のいい人が持つ考え方と、近づくための習慣」が載っている。自分の主張が上手くできず悩む人や、周りと良好な関係を築く方法を探す人、脳科学者が良いと認める習慣が知りたい人に、ピッタリな本だ。

トップ画像:白いフレームの眼鏡をかけた黒いシャツの女性の写真 – Unsplashの無料眼鏡写真

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