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いまのこと(背負っていた肩書きを降ろして新しい自分のキャリアを作っている)

※書きたいことがたくさんあって、なかなかの長文になってしまいました。休み休み読んでいただけたらと思います:)

良き思い出となった前職時代

先週とある日の夕方、ちょうど夕飯を作っていたら、前職で同じチームだった2年下の後輩君からFacebook MessengerでDMが来た。

「元気にしてますか?」
「きっと元気ですよね」

あぁ。このかんじは前職で一緒に夜遅くまで残業している時に来るteamsのチャットと同じテンションだ。
これは・・・電話来るな。
と思いながら、「元気ですよ~」と返信したら、すぐに電話が来た。

「How are you doing?」
相変わらずのvibesに笑った。


前職を辞めて(有給で仕事をしていない期間も含めて)、もうすぐ半年になる。でも、まるで昨日のことのように、いまグループで起こっていること、プロジェクトがどうなっているかなど、色々話を聞いた。

その後輩君とは、1つのチームを2人で見ていた。私たち以外ほぼ20代。アジャイル開発という新しいシステムの開発手法を12,000人いるグループ会社の中で唯一できる若手エンジニア集団を2人でマネジメントしながら、自分たちもコンサルやプロジェクト自体のマネジメントをしていた。

日本にいたら知らない人はいない大企業の新規事業に資する億円規模のシステム開発プロジェクト。日本における仕組みとしても新しいもので、日本の社会インフラを変える内容。

ステークホルダーの多さ。若手人材の開発経験不足から発生するシステム障害。山積みのタスクと課題。暗中模索の中、1歩進めば2歩下がる進捗。スピード感を求められる毎日。

私はお客様寄りのコンサルティングとマネジメントを、彼は開発内容や開発メンバーのマネジメントを、というように自然と役割を分担して”背中合わせで”荒波を乗り越えてきた。

プロジェクトの途中で私は退職となったが、本当にとても頼れるバディだった。(一方的にバディと思っている。)
退職する最後の最後の約1年で一緒に仕事ができて本当に良かったと思う。もっと早く一緒に仕事できていたら、また色んなことが違っていた気がする。

プロジェクトは私が抜けてから海外の会社とシステム開発を進めており、日々英語でmeetingをしているという。
「いま〇〇さんがいたら、これをどう英語で表現しましょうかとか、一緒にまた話しながら資料作成とかできてたら楽しいだろうな~とか思いますよ。」と言われ、「そうだね~」と返事をした。

そのあとに、
「でも、そこに私がいてももうできることはなかったと思うよ」とも答えた。


そう。もうやり切ったのだ。
いま自分の持っているスキルやこれからのキャリアは、もうその会社の延長線上にないし、延長線上にいる自分を想像できない。



「また話そう。私この時間はヒマしてるから。」
ケープタウンは15時。日本は22時。
一緒に働いていたころも、19時くらいにチャットで連絡が来て、teamsで画面共有しながら資料作成やら課題解決の話し合いやらやって、21時とかになっていたことあったな~と思い出した。
もう良き思い出となっている。

そして、その良き思い出は、いまの私の「ビジネス・ITコンサルタント」というキャリアにつながっている。


駐妻であるいまの仕事

私はいま、いわゆる「駐妻」というくくりで海外で生活しているが、専業主婦ではなくフリーランスで仕事をしている。駐妻というと世間一般的に専業主婦のイメージが強いのかもしれないが、ふつうに仕事をしている。

職種としては、前職からやっている「コンサルタント」。ありがたいことに2つ契約を結んでいる。
ビザの関係があるので、日本の企業から仕事をいただいている。
※現地企業で働くとなると、また違うビザが必要になってくる。

①業務委託として、税務バックオフィス系のスタートアップコンサル会社の資料作成を中心とした社員さんのサポート(ビジネスコンサルサポート)

②ヨガのお客様だった方が経営している会社の新規事業の立ち上げ支援(ビジネス・IT両方コンサル)

ケープタウンに来る前に、もっと言えば前職を辞める2カ月前にいまの仕事を始めて、前職と重複していた期間は「兼業(副業)」というかたちで前職の会社に申請して兼業をし、日本から仕事を持ってケープタウンにやってきた。

夫に「日本にいるうちに仕事を探しておいたほうが絶対にいい。こっちに来たら探す余裕がなくなるし、日本にいて新しい会社の人と面談とかできたほうが良いでしょ。」と言われ、前職在籍中にエージェントに登録して職を探すも、「日本在住」という条件が100%で、自分で探した仕事はすべて空振りだった。

今振り返ると、そもそもの探し方が良くなかった。正社員、契約社員、派遣社員で探していた。その場合、「何かあった時に出社できるようにしてほしい」という条件がほとんどだった。

海外在住可+フルリモート+時差OKという必須条件をクリアするには、業務委託しかなかったのだ。

困っていた時に、昨年ヨガのteacher traininigで知り合った仲間が同じく旦那さんの帯同でドバイにいて、相談したところ、その子がやっている仕事を紹介してくれて、①の仕事に繋がった。
私はいつもご縁に救われている。
本当に感謝している:)

日本にいるうちにその会社へ訪問し、顔合わせと打ち合わせをし、初めて自分の名前で業務委託契約書を書いて自分の判子で押印した。
前職では会社の名前で会社の判子を押印してパートナーさんに業務を委託していたのが、今度は自分自身がそのパートナーさんになる。
不思議な感覚だった。
しっかり業務委託内容を確認し、修正事項も入れてもらってサインした。どこを注意して見ないといけないかなど、前職での経験が活きている感じがとてもした。

実際のタスクも前職時代と似ているものが多い。「こんなのできますか?」と出されるお題は前職でやっていたものが多く、できるんすね!と感心されることが多い。業界が違えど、コンサルはやっぱりこんな仕事が多いんだなと、井の中の蛙は大海を知ったときにそう思った。

②の仕事については、ケープタウンに来るまでヨガのプライベートクラスをさせてもらっていたシニアの方で、会社を経営している方。来年新しい事業を展開する計画があり、特にwebやSNS関連など手伝えるかと聞かれて、即答でぜひと回答していま水面下で細々とやっている。正直webやSNSの分野は前職で実績がないので手探りだが、コロナ渦中に実はひそかにwebデザインなどのスクールに通っていたので手順は理解しているつもりだし、若手エンジニアが他の案件で進めていたのを横目で追っていたので進めるイメージはある。
SNSはいま独学で学びながらマーケティングしてアカウントを育てている。

何より、「役に立ちたい」という気持ちが強く、事業内容そのものにも未来を感じるからやっている。ご縁に感謝しているし、私を信用してヨガだけではない仕事を任せていただけていることに感謝の気持ちでいっぱい。一緒にプロジェクトに入っている方たちも良い方。

色々書いたが、大前提として、海外にいるいまの仕事はもちろん、ビザに引っかからない範囲になるし、かつ以前のOL時代のように朝から夜遅くまでみっちりハードな仕事をすることはしていない。

でも、前職と比べてやること自体はそんなに大きく変わっていない部分が半分くらいで、フルリモートという働き方も同じ。時差があるくらい。
逆に前職から特に大きく変わった部分は、後進育成とか、組織貢献とか、そういうたぐいの活動が会社に属していないので一切なくなった。

(でも前職の後輩たちがたまにテレビ電話くれて色々相談してくれたり、話聞いて下さいと言ってくれていて、ふつうに嬉しい:))

正直、扶養の範囲でなくてもフルリモートで働ける業務内容だし職種ではある。コンサルなので、時給単価も世間一般的な仕事に比べたら高い。
前職では時給約10,000円の仕事をしていた。もちろんこれは会社としての売値。
(有名どころのコンサル会社の単価はもっともっともーっと高い・・・)


でも、今までと同じくらいの仕事量を引き受けていない&取りに行っていないのには理由がある。

それは、ケープタウンにいる一番の目的として、「夫を支える」ということを設定しているから。


コンサルの仕事は総じてハード。
朝から定時まで休みなしのmeeting三昧。家にいるのにお昼の時間もゆっくり取れないほど。自分の作業は18時以降になる。
なおかつ業務は多岐に渡るし、そもそもふわっとした内容で難しいし、急にタスクが舞い込んできて優先順位が一気に変わる時がある。
〆切が今日中とかふつうにあった。
海外の会社とのmeetingが夕方開始とかもあったし、忙しい時は23時頃まで仕事していた。

こんなworkスタイルでは、海外で夫を支えること(主に家事)はできない。だから、まずは家事、日々の食事準備を優先的にするために、扶養の範囲で仕事量をセーブしている。
調べたところ、中途半端に年収200万円程度だと、税や保険、年金などで引かれる金額が多くて損するらしく、私は年間130万円をボーダーとしている。

OL時代に比べたらほんのわずかの収入になるからもちろん心配ではある。
でも、ケープタウンに来てからは、豊かさは年収じゃないってことが分かったことが既に自分の中で価値あること。

率直に、正直に。いまとても身軽で、ちょうど良い感じがしている。

仕事自体の質は重いし新しいチャレンジだけど、量が多くなく、自分でコントロールできるのが良い。
そもそも、やっぱりコンサルの仕事が楽しい。答えがないものをお客様と作り上げていく感覚が好きだし、その人の力になりたいなと思える人の仕事ができていて、充実している。

いままで会社の中で背負っていた役割や責任などから解放されたってのもあるけれど、何より自分の好きな時間に、ある程度自分のペースで仕事ができるのがとても良い。打ち合わせはほぼなく、全部チャットで解決できる。自分の時間に集中できる。

会社に縛られない働き方である。

「時差はこっちが合わせますんで大丈夫っす!」
と言ってくれた業務委託先の会社さんに感謝。


風の時代のキャリア形成

手探りな部分はあるけれど、今まで経験してきたことや、今まで自分に学びの投資をしてきたことが、いま活かされていることが嬉しい。

35歳までは自分に投資して、36歳からは投資した分を回収していくフェーズと自分の中で決めていたから、それがカタチになりつつある。

それに、いままでは「IT」だけの範囲でコンサルをしていたけれど(そういう業務範囲の会社だったからITの枠から超えられなかった)、これからは「事業」そのものにも携われることが本当に嬉しい。

ITは手段でしかないから。ビジネスの中身に行きつきたかった。

これは絶対的に前職の会社を辞めないとできなかったことだった。


そして、ケープタウンにいるうちに水面下でキャリアを再構築して、また日本に戻った時に前職時代よりもできることが増えて、冒頭の後輩君に
「本当にケープタウンにいて駐妻やってたんすか?」と言われるくらいになりたいなとひそかに思っている。



いまはキャリアを「深く」というよりも「拡大」する時期。


焦らず、目先の結果にとらわれずに、自分のペースで。


風の時代のいまだから、
その風に乗って、自分の可能性をどこまでも広げたいと思っている。

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