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無意識に浮気相手になった大失敗の話し

Skin hunger=肌の餓え、長期間周りの人に触れてなくて(性的にも関わらず)寂しがる気持ち。 誰かから身体の温かさを望んでいても人との交流することがないことで、精神的に落ち込むこと。 「タッチ剥奪」または「皮膚の空腹」(英語で touch starvation, touch deprivation)としても知られています。



秋めいてきて、雨も降れば涼しい空気も漂ってくる。そんな天気の日に都市で待ち合わせ。待っているのは元同僚で、年下のKさんという女性の知り合い。

職場では後輩預けで、Kの悩みを聞いたり、幾つの出来事を一緒に乗り越えて、一年の時期に絆を深めた。私が転職したけど、Kから連絡が来て、たまにはランチすることになった。Kの夫にも会って、3人仲良くなれた。友達といってもいい、趣味も同じで、夫に言えない悩みもよく聞いてあげるような関係。私はこの町では友達が少なくて、彼女がいて助かった感じもした。

最近、Kと私の関係が微かな変化。お酒飲んでいて、私は自分の夢は作家になることだとKに伝えた。読書愛のKはそそられたか、もっと連絡してくるようになった。私は普通に返事しましたが、突然会いたいというメッセージが入った。



それで都内の駅前で待ち合わせ。


少し遅刻してから、Kは改札口に辿り着く。日が沈んでもない時間にも関わらず、彼女は酔っ払っている。仕事が終わったらすぐコンビニでハイチューのStrongを買って一気に飲んだと白状する。仕方ないと思った。Kは強い子だけど、精神的に弱点があり、心の悩み・ストレス解除のために呑む傾向がある。


もう一つ気付いたのは、彼女は一人のこと。夫は残業があるから後で来るという話し。

そういう状態で飲食店に入ると、最近読んだ本や将来の夢やいろいろな話題に絡む会話が進む。これは二人が会う度の習慣。同じマインドでどんな話ししても盛り上がる。そしてKは「夫と結婚してから、5年間立ったけど、まだ恋しい」と本心を語る。

その一言聞いて安心した。このカップルはすごくラブラブで、私は友達の一人として応援してあげたかった。

でも、突然話が飛んで、Kは自殺願望のことをお吐く。



これはビックリ。彼女は微かな鬱々しい気分に陥ることは過去聞いてあげたが、こんなに深刻だとは知らなかった。

「なんで、自殺なんか考えるの?」と聞いたら、Kは自分でも分かっていないように悲しそうに微笑んだ。同時に、Kのが片手が私の腿に触れる。はじめは間違えて手が落ちたと思ったら、手を落としてから放さない。そのままで私の太ももをマッサージしてるように僅かな動き。


頭の中は混乱。


私はドジではない。これが誘惑だとすぐ気付いた。

Kをこういう視線で見たことないし、私が大切にしてた親友関係を複雑化したくもない。

それと、彼女の家庭を壊したくないし、Kの夫にも仲が良いので、これ以上進めてはいけない。

それより、なぜ私みたいな最低の男にこの美人が興味持つのか。その理由は、私が作家だからか(一作も出版してないので、本当の作家でもないのに)

でも、彼女を押し出す力もなかった。

私は弱いからだ。

海外で育ってスキンシップに慣れた私が帰国してから、スキンハンガーを患ってきた。友人同士にハグと握手が当たり前の国から日本に移動するとショックは頭の中だけではなく、全身で感じる。そして、コロナの影響もあり、他人の身体の温もりを感じてない一年。頭は不安まみれでも、自分の肉体は女の温かさを感じることで安心感を浴びてた。

性欲というより、愛情を肌で感じたい気持ちだった。(それも、色欲に含まれているのか?)

しかし、これで終わりではない。次の瞬間、Kは顔を私の顔に近づけて、柔らかな唇でキスした。


ここで、私は正直逃げたかった。周囲に出口を探し回り、どうしようか考える。その時に、Kの夫がレストランに現れた。Kは夫を見えた途端、私のももを放して間隔を空ける。

夫か気付いていないそう。いつも通り話し掛けて笑ってた。


その後の夜は普通に楽しく過ごした。カラオケを訪ねて酒を飲んだ。

不安感と酒の混ざった妙な気持ちが漂る一夜だった。



夫はたぶん不倫のことを知っていない。私は教える気持ちはない。Kもこのことをシークレットにするだろう。

ただし、Kが露わにした自殺願望のことは夫に伝えたかった。翌日メッセージを送ったら、夫はこれを既に知っていたと返して「教えてくれて、ありがとう。これからも妻の健康の支えをよろしくな」みたいな返事する。


Kは錯綜な女性だ。友達と元後輩として、見守ってあげたい。でも、一応は距離を置くことが大事だ。命を断ってほしくない。あと、自傷行動も止めてほしい。ハッピーな結婚生活を汚す行動を止めてほしい。こんな行動するのは性欲よりも精神的に欠陥があるからだろう。カウンセリングなり、なになり心弱い一部を磨いてほしい。これは先輩と友人としての希望だ。
  

彼女は他の浮気相手を探し回る可能性もあるだろうが、これは自分を関係しないことが一番大切だと思う。心配で堪え切らなくても連絡をホールドしようと考えた。この策戦でどうにかKを救えるのか。


今日も雨の日で、このエピソードのことを振り返った。私は道徳の生き方をしたい。でも、この世の中の全ては黒白ではなく、たまには誰かを守るため嘘をつく現状に遭う。善には必ず悪が混ざっている、そして悪に善が混ざっているときもある。

そして自分もこれから警戒にならないといけない。複雑の女性に関係しないという注意は正しかったのか。なぜか、私は複雑の人の引かれる。これは自分自身のコンプレックスか。



この夜のことは内緒にして、この夫婦の幸福が続くように願う。

でも、この話しはまだ終わってはないと感じる。



(スキンハンガーについてNoteのAkiraさんが詳しく説明してくれました)