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質よりも量よりも世界観

飲食業において、いやそれ以外の業界でも、売るものの質や量は重要です。

例えは飲食でいかせていただきますね。

質で言えば
どこの食材?
どう調理した?
誰が料理した?

量で言えば
こんなだけ食べて○円?
珍しい食材なのにこんなに?

こんなところに価値はありますよね。
でも僕らはそれでは満足できなくなってきています。

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世界観の統一
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質は良ければいい。
量は多ければいい。

果たしてそうでしょうか?

それが違うとなれば、質や量は価値としては数値化しづらいものになってくる。
ではそれは何が起因しているのか。

世界観です。

フレンチを食べに行くと、真っ白の布のテーブルクロスがピシッと張られていて、清潔感のあるスタッフがきびきび働いている。
そしてメニューは余白を贅沢に使ったデザインで少し読みづらいがカッコいい。。。みたいな世界観は超がつくほど重要だということです。

量なんかで言えば、少ないことが逆に価値を高める。上記のような世界観の中で「フォアグラ食べ放題」なんて、採算がとれる取れないではなく、やってはいけないということ。

逆も然り。

餃子の王将が、上記のような世界観だったら多分不味く感じるはず。王将の世界観は、ちょっと汚いくらいの店内と煌々と光るおしゃれ無視の蛍光灯や、接客のチープさが餃子の価値を上げているんだと思う。

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ギャップは基本不要、ただ、、、
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世界観の統一は人に安心を与える。
「やっぱそうだよねー」という安心感。

和食が洋館でふるまわれてるとなんか落ち着かないし、パスタを畳の家で食べるのは落ち着かない。

いくら料理が素晴らしくても、高級志向の飲食店にはそれ相応の設備や雰囲気が必要であり、接客や清潔感などあらゆる細部まで世界観が行き届いていればいるほど価値が上がる。

それが突き詰められると、「ここにまでこだわってるのか」となる。ディズニーランドはトイレの端っこまで「ディズニー」をやってる。
それが世界観を売ってるということなんだと思う。

空間も接客も良し悪しではなく、商品とあってるか。そこの尽きる。
だから店員さんの些細な粗相に高級店では腹たつけど、大衆居酒屋ならさほど気にならないし、むしろその粗相が一定の落ち着きを生むことすらあるw

ギャップが武器になることもある
そして大衆居酒屋では、こんなこともしてくれるの?というギャップが武器になることがある。ただここで注意したいのはやっぱり世界観。世界観にあっていないサービスは単発的にはいいけどブランディングは確立できなかったとしてしまう。そこは気をつけたい。

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売りたいものは何か。
そしてそれを最大に活かすには?
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メインの商品があれば、そのメインに合わせて周辺メニューや、食器のチョイス、長居できるイスかどうか、照明、外観、内装、入りやすさ、などなど 数え上げればきりがないですが、世界観が決まってくる。

そして従業員の身なり、言葉遣い、服装、立ち振る舞い、所作、目線、、、そういうところまで世界観は続く。どこまでこだわるかも含めて世界観なんだと思う。

最近、いろんなお店の方とお話をしてコンサルまがいな話になってくるとだいたいこの話をするようにしています。世界観は見ようと思っていないけど体験として体感する重要な要素だからです。意外と考えられてない。

そしてもう一つよく話すのは効率化に関して。明日はその効率化のお話をする予定です。テーマは「価値を下げない、むしろあげる効率化」です。乞うご期待!

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