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『架空OL日記』auユーザーがdtvに加入している理由

初めてガラケーを手にした時から私は生粋のauユーザーである。
auユーザーであることに固執している訳ではないが、なんとなく他の機種のサービスは手に出せないでいた。

ただタイトル通り、私はdtvにも登録をしている。最初は無料期間で解約しようと思っていたのだが、ずるずるとずっと契約をしている。その理由は、たった1本の映画をずっと見ていたから。

それが『架空OL日記(映画)』

この映画、何も事件が起こらない。地銀で働く人の日常を淡々と描いている作品である。


そう、違和感があるとすれば、バカリズムが女子として日常を過ごしていること
バカリズムが夏帆たちの同僚”私”として女性に扮し、日常を過ごすのが描かれている。

ドラマがあってから映画化された本作品。その元々の原作はバカリズムが2006年から実に3年もの間、銀行に勤めるOLになりきり、日々のあれこれをこっそり綴っていたブログが原作である。

私はバカリズムのファンと言う訳でも、彼の作品が好きだという訳でも特別ない。
だけど、ふらっとドラマを見た時からこの作品は大好きである。

と言う訳で(急に)!
auユーザーが見事dtvにずっと加入している理由の作品『架空OL日記(映画)』の面白さを語っていきたいと思います!
(そしてお願いだから、ドラマもまたサブスクに戻して欲しい…)

日常のBGM作品としておすすめ

一昔前まではお風呂に入りながら動画を見ることは出来なかった。
一昔前までは、寝る直前まで動画を見ることが出来なかった。

その理由は皆さん熟知している通り、スマホの普及・発達によって動画をいつでもどこでも気軽に見れるようになったためである。
また、これから5Gが普及されるので、ますます普及されるのが目に浮かぶ。

何が言いたいかと言うと、動画はもはや当たり前の存在として私たちの身近にあるもの、つまり映画も多種多様な種類があり、必ずしも映画館やテレビの前に座って見なくてはいけないものではなくなった、と言うことである。

今まで日常のBGMは、テレビの音や音楽だったと思う。
そのBGMを動画・映画が担うことが出来るのだ。

そういう意味で今作品『架空OL日記』は、非常にBGM作品として特化しています!
だって、何も事件が起きないんだもの!
そしてまるで私たちの今日をそのまま映像化しただけみたいだし、
流しっぱにして途中から視聴しても話が完全についていける!!

抑えるべき主要人物はこの5人だけ▼

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(左から)
私(主人公)…バカリズム
真紀ちゃん…私と同期。仲が良い
小峰様…私の先輩。さっぱりとした性格で男性上司にもズバっと物を言う。男前
紗英ちゃん…私の後輩。愛すべき後輩という感じ
酒木さん…私たち5人の中では1番先輩。規律に細かい

この5人が地銀勤務の中で起こる日常を映像化しているだけ、という感じ。
いや、日常と言うよりも食べて愚痴っている様子を映像化しているだけといった方が正しいかもしれない

でもだからこそ何も気負いすることなく、仕事終わりの日常に真剣に見る必要はなく、ながら見のBGM作品としてはもってこいなのです。

また、原作がバカリズムだけあって、話のテンポや内容がクスッと面白い。
大爆笑では全くない、だって日常の愚痴を話しているだけだから。
でもさ、仕事終わりに大爆笑するのも疲れるじゃないですか。。ストレスや疲れが残っている中で大笑いするのってなかなか出来ないと思います。
だからこそ、このクスッと笑いがちょうどいい!
真剣に見る必要もないからこそ、この笑いを求めて、内容は知っているのについぽちっと再生ボタンを押してしまう私がいます。

日常作品は癒しと気付きを与えてくれる

そもそも私は日常作品が大好きです。
『サザエさん』『ちびまる子ちゃん』『クレヨンしんちゃん』『あたしンチ』などのアニメ作品から、小津安二郎監督作品や『海街ダイアリー』などの作品が大好き。

ただ、アクション映画やホラー映画を好きな方からすると
「そういう映画って眠くならない?」とよく聞かれます。

まあ確かに、画面上では何も事件が起きないのでハデな演出はありません。
『架空OL日記』も化粧をしているシーンや歯磨きしているシーンなど、画面上では本当に日常しか描かれていません。

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じゃあ、なんで日常映画ってあるのでしょうか?

私が思うに日常映画は2種類あります。
① 気負わずに見れる日々の生活に癒しを与えてくれる映画
② 日常生活に意味を見出し、しっかりと作品に落とし込む映画

今回は、先に説明した通り完全①の映画です。
気付きや発見は何もないけど、癒しを与えてくれる作品。
それが出来るのは、何度も繰り返しますが私たちの日常に寄り添ってクスッと笑える作品であるからこそ。

そして①のような作品は、私リサーチですが疲れている時こそ見がちだと思っています。
仕事終わりや疲れた時、外出しなくても家で癒されることができます。ぜひこの作品を見て、クスッと笑って見ましょう!

最後に私がとても好きなのは、女子更衣室のシーン。
女子更衣室は、男性への悪口(笑)や女性特有の愚痴があってとても面白いです。
そして私が先輩2人いる時の話がリアリティがあって最高なので、ぜひ見てみてくださいね!

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ありがとうございました!

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【補足】
「② 日常生活に意味を見出し、しっかりと作品に落とし込む映画」は、そもそも創るのがとても難しいです。余程技量がないと創ることが出来ません。
想像してみてください。
全く知らない人の日常を、24時間ずっと見るのってただただ苦痛じゃありませんか?演出も特になく、知らない人の生活をただ見ているだけです。
私はとても苦痛に感じます。
(YouTubeでvlogが流行っていますが、あれはテロップで演出したり、何かテーマにそって編集しているので「24時間ずっと見てるだけ」の本題とはそれます。)

そういった意味でも、日常映画を視聴者を飽きさせず見せるのはとても難しい。そのため、見てもらう為には「日常生活で疑問に思っていることや言語化しづらいモヤモヤを映像化して視聴者に届ける技術」が必要です。

ストレスや疑問、「こうだったらいいな」という夢を全く視聴者が知らない人の日常を通して見せるという訳です。 
アクション映画やホラー映画みたいに分かりやすく起承転結がないからこそ、特に難しいと思いませんか?
だからこそ、日常映画って当たり外れが多いんですが奥が深いんですよね。。

このテーマの映画についてはまたいつかしっかりとnoteにしますので、機会があれば読んでくれると嬉しいです〜!



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