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22歳、初めての一人旅〜ふらり再北端編〜

北海道一人旅2日目。


この日は美瑛・富良野に行くはずだった。しかし気付いたら最北端の地、稚内にいた。

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朝、旭川駅に着いたら稚内行きの特急電車が丁度よく到着していた。なんだかテンションが上がってしまい、吸い寄せられるように列車の乗ってしまったのだ。急な予定変更や寄り道はなぜこんなにもわくわくするんだろう。


3時間半ほど電車に乗り、ひたすら外の景色を眺めて過ごした。だだっ広い平地にポツポツと家があり、牛がたくさん。何もないと言えば何もないが、飽きもせずにただ、どこまでも続く緑と青の世界を眺めていた。忘れられない光景だ。



ようやく稚内駅に到着。それからバスに乗って日本最北端の地、宗谷岬へ。稚内駅から宗谷岬までの海沿いの道は世界が違うというか…寂しいような、怖いような雰囲気だったことを覚えている。

そして宗谷岬に到着。日本の再北端だ。雲ひとつなく、日差しが痛い。肉眼でうっすらとロシアのサハリンが見えた。

「こんなに天気がいい日は滅多にないですよ!」と、近くにいたおじさんが団体客のおばさまたちに叫んでいた。テンションが上がらずにはいられない。勇気を振り絞って、ツアーのおじさんに声をかけた。

「写真撮ってもらえませんか?」

「いいですよ。一人旅?今日は最高の天気だからラッキーだったね」

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こんな会話もひとりぼっちの私の心に染みた。

記念にスタンプを押して、最北端到着証明書買って、最北端のトイレにも行って、しっかりと最北端を堪能した。

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帰りの電車では稚内の蟹つめ弁当。これで1,000はコスパ良し。

宿は決めていなかったので旭川のネットカフェへ。一人旅だからどこでもいいんだけど、ネットカフェはなんだか味気ない。これじゃない。

ネットで明日の宿を探し、この日は終えた。



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