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自分の女性性に 向き合うこと

自分の女性性というものに
先月末くらいから
なぜか向き合っている

人間誰しも
女性性と男性性どちらも持っているものだよな
と思いつつ
「はて、自分はその両輪が使えているだろうか?」
「バランスはどうだろうか?」
と かえりみたとき

「自分の肉体が女性である」
ということにあぐらをかいて
あまり自分の女性性について
目を向けてこなかったんじゃないかな…と

そして
どこかこの自分の中の女性性というものを
弱く、頼りなく、うっとおしいもの
として扱い
押し込めてきてはいないだろうか…と


そもそも
たぶん
幼い頃は
女性性と男性性
どちらもバランスよくあったように思う

1.5歳くらいが私の1番古い記憶なのだけど
初代ミンキーモモ(魔法少女アニメ)と
日アサ戦隊モノ(5人戦隊で敵と戦う)の
どちらも大好きだったんですよ

でも
弟が生まれて
「お姉ちゃん」という役割を強制されるようになり
小学校に上がると男女別の分け方をされ
「女らしい」振る舞いを強要されるようになってから
なんかだんだん歪んでいったのかもなあ…と
 

この「一般的な女性らしさ」というのが
まあ私からしたら苦しいもので

要するに
自分たちにとって都合の良い振る舞い
不快でない振る舞いの押し付けでしかないことを
「女性である」という肉体の特性にすべて理由づけをして
強制してくるんですよね

おしとやかとされる振る舞いも
言葉遣いも 趣味嗜好も
「今」「この場の」「あなたたちの基準の」
ものでしかないのに
まるで天地開闢から宇宙消滅まで不変の理であるかのように
押し付けてくる…
これがまあ 耐えられない不快で!!!

「男性に守られる可愛い存在であれ」
「おしとやかで従順であれ」
「可愛いもの、ピンク色が好きであれ」
などなど…

もはや呪いですよね…
 

それなのに

父母のメンタルはどちらかというと体育会系で
「自分のことは自分でやるべし!」
「誰にも頼らず自立せよ」
だし(そのおかげで逞しくなれた部分はもちろんあるけれども)
弟は気に入らないことがあると殴りかかってくる癇癪持ちだったから拳で自衛しなければならない環境で(殴ると手を痛めるので蹴り対応でしたが)
「どうやっておしとやかでいろと?」というわけなんすよねw


マジで
可愛さとかおしとやかさは何も役に立たないし
正直 無駄の極致だと思ってたんですよね…


でも

そもそもの女性性って
こんな誰かの都合の良い虚像じゃなくて
「もっと全然違うものなんじゃないのかな?」
ということに気付いてですね…
 

というのも

東京個展の折
「どなたかに施術を頼もう〜」と思ってたのですが
なんか「今回はこのお方だ!」とビビッときたままお声掛けしたのが

いと鍼灸治療院のいとさんと
ロルフィングの高橋美穂子さんの御二方で

まあ
この御二人の治療が
女性性全開の柔らかくて温かくて
包み込むような治療で…

「ああ…真の女性性というのはこういうものを言うのかもしれない…」
と 二連チャンで体感しましてですね!


「私は現時点で こういう女性性を獲得しているんだろうか?」
という気付きとともに
「そもそも自分の中の女性性って、認めてなくない?」
ということにも気付きまして


おそらく

5歳くらいまであった
幼い女性性にフタをしたまま
「少年の部分がある」という自覚の方が
すくすくと育ってゆき(一人称「ぼく」の自我がある、というかそれが思考するときのメイン自我)
それをそのまま出すと変な人扱いされるから
「一般的な女性の皮を被る」ことをして
生きてきてて(それでずっと苦しかった)

近年この皮を破って
素の「ぼく」の部分は出せてきたけれど
素の「わたし」の部分って
もしかしたら幼少期からずっと
ロストしたままなのかもしれないな…と…
 

トランスフォーマーのロボを変形させて遊んだり
姫路城や鉄道模型を作って喜んでた“ぼく”と供に

お姫様のドレスの塗り絵をして楽しんでいたり
ぬいぐるみと遊んでいた“わたし”もいたなあと
 

あの“わたし”は
どこかに行ってしまってたんだろうか?

まだフタをしたまま
見ないふり、居ないふりをしてるんだろうか?

いや
時折出てくる“わたし”の
理解不能な行動に振り回されては
嫌悪していたように思う…
(つまり全然受け入れられてないっぽい…)
 

そんな向き合いを
自分の心の中の
真っ暗な部屋の扉を開けながら
探っている今日この頃です


きっと
私にも女性性はあっていい

自分では気付いてないだけで
すでに獲得してる部分もある

その方向性の自覚を
少し修正していけたら
きっと「嫌い」だと思わずに
使っていけるのかも
ですよね…


仲良く両手を取り合う日はまだ先かもですが
「理解し合えない相手でも 存在していいし 共存できる」
ことを
自分の内面から始めてみるのもいいのかもですね…
(いやもうほんと マジで理解不能なんですけど)

とゆーか
それが出来て初めて
理解し合えない他者も 受け入れられるのかもですね…

はあ
道のりは遥かに思いつつ
一歩ずつ 一歩ずつ


追伸
もし私に女性性を感じるところがあれば
ぜひとも教えてくだされ…!
(見た目以外でw)

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