感謝すると睡眠の質が上がるという研究について

2020年7月30日 14:41

①前書き

皆さんが日頃、誰かに感謝していますか？

感謝と言うのは、誰かに何かをしてもらった時だけではなく、

日頃付き合ってる人や一緒にいたい家族がそばにいるだけでも

「一緒にいて、ありがとう」と思う物です。

感謝をされると人間はうれしい気持ちになるのですが、

実は感謝した方もメリットがあるのはご存知でしょうか？

今回はそのメリットの一つについて科学的に解説していきます。

イングランドにあるマンチェスター大学で行われた研究で

男性186人、女性215人を対象に睡眠の質を調査するためのピッツバーグ睡眠質問票（アンケート）と感謝尺度（GratitudeQuestionnaire)と呼ばれるアンケートを実施することで、感謝と睡眠時間の関係を調べました。

この実験の結果、睡眠前に感謝する人ほど

睡眠に入る時間が長くなり、睡眠の質（満足度）が上がっているということがこの研究によって分かったのです。

この実験を行った研究者曰く、

睡眠前に感謝することによって精神的にポジティブな状態になるため、無駄なことを考えられずに寝れるためだと言われています。

逆を言えば、感謝していないと、日頃のストレスや悩みを寝る前に考えてしまい、睡眠に入るまでの時間が長くなることやストレスにより神経が刺激され、睡眠の質が悪くなるということです。

感謝の言葉を言う回数は大人になればなるほど、増えてきますが

睡眠の質は大人になればなるほど悪くなっていきます。

それはなぜでしょうか？

その理由として、確かに感謝を言う回数は、大人になっていけば行くほど、回数は増えていきますが、それは仕事などで誰かに助けてもらった時に言葉に出しているだけで実際に心の中で感謝していないからです。

じゃあ、実際に心を込めて感謝するにはどうしたらいいのでしょう。

皆さん、小学生や幼稚園児だったころを思い出してください。

子供の頃は何も知らなくて、お母さんやお父さんに何かをしてもらって、うれしくて感謝していたと思います。

ここには何にも見返りはなく、ただうれしいという感情だけがあります。

そうなんです。大人になると「ありがとう」と言っておけば、「またやってもらえるかもしれない」という見返りを求める下心が働くため、本当にうれしいと思えなくなってしまうのです。

そのため、皆さんも見返りは求めず、素直にうれしいと思うようにしましょう。

以上が「感謝すると睡眠の質が上がるという研究」についての内容でした。

⇩今回紹介した内容は以下の本・論文に書かれており、科学的に根拠のある

情報が乗っていますので、より詳しい内容はこちらの本を参考にしてください

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